まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ハンドル

小学生の頃「180円で買える自動車部品は何?」という意地悪クイズがあった。為替相場が刻々と変動する現在と異なり、当時は1ドルが360円の固定相場。答えは、ハンドル(半ドル)。ところで、名詞の“handle”は「(カップの)取っ手」や“Sir”や“Lord”な…

「〜恐怖症」

“claustrophobic”閉所恐怖症“acrophobic”「高所恐怖症」などは、日常耳にすることも多い。珍しいところでは、“arachnephobic”「クモ恐怖症」。ハリー・ポッターの友人、ロン・ウィーズリーが該当。トンボとさほど違わないと思うのだが、怖がる人にとっては堪…

本居宣長記念館(3)

荷田春満(かだのあずままろ:伏見稲荷大社の神職。江戸に下り、武士に歌学や神道を教授。後に幕臣)、賀茂真淵(かものまぶち:春満の門弟で宣長の師。浜松生まれ。万葉集を研究。江戸に移り、国学を教授)に続き国学を大成したのが、宣長(1730〜18…

自習室(2)

Y中たこ焼き君にエールを送るファンタジーの27回目。 辞書であれ地図帳であれ、しょっちゅう使う書籍は書棚の中でも最も手に取りやすい位置に置いている。狭い部屋にも美点があるもので、一々立ち上がらなくても手を伸ばすだけで用が足りる。見た目を気に…

安眠妨害(3)

安らかな眠りを妨げる同宿の行為は、歯ぎしり、いびき、寝言だけにとどまるまい。くしゃみ、しゃっくり、咳、更には放屁まで、止まらなくなると相方には大迷惑だろう。複数の「技」を身に着けた「猛者」と道連れになる可能性だってないとは言えない。(まち…

安眠妨害(2)

40年過ごした職場の必要条件は、頭脳よりむしろ体力。帰宅する頃には疲労困憊。「命の水」をやれば、ばたんきゅう。隊長の話では、いびきがかなりひどかったという。引退後の生活では、くたくたに疲れるということはほとんどない。そのせいか「いびき」は…

本居宣長記念館(2)

城跡へと続く少々歩きづらい坂を上っていくと、小ぶりながら瓦屋根の立派な門を潜る。すぐに目に入るのが、72歳で亡くなるまで60年に渡り居住した木造一部二階建て。宣長が誕生する39年前の元禄4(1691)年に祖父により建てられたものという。昼…

「どうなさいました?」

“What seems to be the trouble?”医師が患者を診察する時にかけることば。困っている様子の人に対しても使われる。“trouble”の代わりに“problem”も可。もっと断定的口調なら“What's the trouble?”。具体的に“symptom”「症状」を尋ねてくる場合は、“What symp…

安眠妨害

金融機関にお勤めのKSさんから伺った話。 支店長と出かけた県外出張。普段ならシングル2部屋となるはずの宿泊先が、都合により相部屋となった。酒が入り食事を済ませ、上機嫌で部屋に戻る。寝具に身を横たえ、眠りについたまではよかった。が、夜半に目覚め…

Laozi(32)

儒教とは正反対の立場を取る道家の始祖、老子のことばから。知人者智。 自知者明。 人を知る者は智なり。 自ら知る者は明なり。 人を知ることは、智者に過ぎない。 自分自身を知ることを最上の明とすべきである。自分を知りたければ「内省」が不可欠。次いで…

自習室

Y中たこ焼き君にエールを送るファンタジーの26回目。 自習室と寝室とが通路を挟んで向かい合っていた旧学生舎。構造上、通路に採光がない。陰気臭さを払拭するためか、新学生舎の通路は建物の外側を通す設計となった。窓からの採光に加え、天井には照明付…

本居宣長記念館

県道58号を南下。59号を東進し、松阪市中心部にアプローチ。市民病院の白っぽい5階建てが進行方向左手に現れると、右手が松阪市駐車場入口。無料(^o^)。平面式で屋根無し。百台くらいは入りそう。通院者の利用が多いせいか、満車の掲示。37度の炎天下…

伊勢路ドライブ(9)

パドルシフト装備のKBだが、山道のワインディング以外ではほとんど使用することはない。長い下り坂では専らD3にシフトダウン。R165の急坂でも特に不自由は感じない。ウィークデイの昼前ということもあり、交通量は少なめ。すいすい流れる。榊原温泉口を…

R165青山峠(2)

峠の東にR165から分かれて東青山駅向かう三叉路がある。直線距離だと峠からは5キロで、標高は110メートル。西側と同様に一直線の新道を造れば、平均72パーミルとなってしまう。鉄道であれば、ほぼ絶望的な勾配。車でも重量物運搬車には相当厳しい数…

「分からない」

“search”「捜す」に関する質問。以下の2文の意味の違いは何? (1)“The police searched him.” (2)“The police searched for him.” このブログを読んでいる高校生にとっては、簡単すぎる問題だろう。即座に“Piece of cake!”「朝飯前!」という科白と共…

“Don’t leave home without it.”

著名なクレジットカードの“tagline”「キャッチコピー」。インビテーションを受けたことがあるが、お断りした。“Good times start here.”と“More people go with *isa.”で知られる別の2枚を既に持っていたからである。CMを耳にしなくなったと思ったら、6年…

ベッドメイク(2)

小原台が晴れなら、午前6時ちょっと前にほぼ真東から太陽が昇る。冬と春とが行き来する3月。最低気温は、日により約10度も変動する。低ければ3度、高ければ13度。花の便りが気になる時分だが、今朝はどうやら低めになりそうである。風邪ひきなや。Y中…

Laozi(31)

儒教とは正反対の立場を取る道家の始祖、老子のことばから。執大象天下往、往而不害、安平大。 大象を執りて天下に往けば、往きて而して害あらず、安平大なり。 大きな象の手綱をとって天下を旅すれば、どんなところへ行っても危害に遭うことがなく、安全且…

R165青山峠

伊賀上津の標高は215メートル。青山羽根から4キロ東進して26メートルしか上昇しないから、ほぼ平ら。鉄道でいう6.5パーミルの勾配。車を転がしていれば、格別に上り坂を意識はしない。が、更に3キロ東の西青山駅ガード下では、標高300メートル…

伊勢路ドライブ(8)

青山羽根交差点(伊賀市)を左折。R165に入り、しばらく木津川の右岸を東進する。国道ナンバーが257減少した効果か、最高速度は50キロにUP。時折、右折レーンや歩道を見かける充実(?)ぶり。チェーン脱着場が数度出現するが、片側1車線が基本パタ…

宣誓(2)

我が国の裁判でも証人は宣誓を求められる。“I do.”や“So help me God.”だけで済む米国と異なり、自ら朗読した上に記名し押印することが必要。刑事訴訟規則第118条をそのまま引用する。宣誓は、宣誓書によりこれをしなければならない。 2宣誓書には、良心…

ベッドメイク

夜更かしの習慣がついてからは、旅館を敬遠するようになった。高級ホテルだとルームサービスが24時間ある。夜中に一杯やって食事を取ることも可能。カレーライスで3000円ほど。値段が高いのが玉に瑕だが、旅館ではそうもいかない。でも、ベッドより蒲…

伊勢路ドライブ(7)

R1からR507に至るまで、全国には欠番を除いて459本の一般国道があるという。最長は恐らくR4(東京・青森間)の743キロ。最も短い国道は、神戸港とR2とを結ぶR174。信じ難いことに、わずか0.187キロしかない。代わりといっては何だが、車…

城之越遺跡

青山羽根交差点まで2キロに近づく頃、R422は伊賀鉄道を横切る。もちろん、立体交差ではない。軌道が概ね南北方向のため、比土駅の南で踏切を渡る。踏切付近だけ東西方向を向くR422を地図で見ると、南側に「京都大学IGAキャンパス」の記載がある。どん…

宣誓

映画やドラマで米国の裁判の様子が描かれることがある。法廷での証言シーンであれば、必ず出てくるのが宣誓。証人席に着くと、左手を聖書に置いて右手を挙げる。廷吏の問い掛け“Do you swear to tell the truth,the whole truth,nothing but the truth,so he…

人生の現実

ことわざ“Fact is stranger than fiction.”「事実は小説よりも奇なり」に出てくる“fact”には、“a fact of life”「(厳しい現実世界では)日常よくあること」という熟語がある。“Dismissal is a fact of life at the time of recession.”「不景気なら解雇も常…

国道422号(3)

二万五千分の一の地形図でのR422。伊賀市に差し掛かると、多くが木津川右岸の自然堤防上を通っている。また、氾濫原が田畑として利用されている状況も見て取れる。大雨だと怖いなァと思っていたら、翌月16日早朝、木津川が本当に「大暴れ」。台風18号…

国道422号(2)

Mバリュを出て、R422を南下。R165と交差する青山羽根を目指す。集落を抜けると暫くは田畑が続くパターンの繰り返し、というのが上野東IC以南の印象である。予想していたほど道は狭くなく、片側1車線が確保されている。だが、歩道無し。はみ出し通行禁…

「空きある?」

利用可能な客室の有無を確認したい場合“Do you have any empty rooms?”とやるのはいただけない。“empty”には「空いている」の意味があるが、「中身がない」「人が住んでいない」のニュアンスで用いられる。例えば“have an empty skull”「頭蓋骨の中が空っぽ…

橋の下の水

川の水で思い浮かぶのは、「ゆく河の流れは絶えずして…」で始まる『方丈記』。冒頭から無常観が全開状態。同じ川の水を扱う表現でも、英語の世界では当然ニュアンスが変わる。“That's water under the bridge”は、「もう過ぎたことだよ」「今となっては関係…