まちゃつの徒然日記

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R165青山峠(2)

峠の東にR165から分かれて東青山駅向かう三叉路がある。直線距離だと峠からは5キロで、標高は110メートル。西側と同様に一直線の新道を造れば、平均72パーミルとなってしまう。鉄道であれば、ほぼ絶望的な勾配。車でも重量物運搬車には相当厳しい数字である。実際のルートは、2キロ遠回りして距離を稼ぎ勾配を緩めている。トラックに配慮してのことだろう。それでも51.4パーミルの急坂になっている。高速道路に慣れた今時の日本人が、R165の整備が始まった昭和28年頃の道路事情を理解するのは難しい。全国どこへ行っても、狭隘な未舗装路は穴ぼこだらけ。R1だって例外ではない。ひとたび雨が降れば、ぬかるみと化した路面に無数の水たまりができた。そこを非力な車で登坂せねばならない。昭和30年に登場する初代Cラウンは、わずか48馬力。現在の高性能軽自動車に遠く及ばない。R165の整備も苦難の連続だった、と想像される。二万五千分の一地形図を眺めれば、切り通しが目立つ。前身の初瀬街道がR165にまつわりつくように蛇行する箇所も見られる。改修を重ね、直線部を増やして現在の姿になったのだろう。走行しやすくなったR165だが、峠の東側には緩いヘアピンカーブが今でも3ヵ所ある。トンネルを掘らずに無理を承知で鉄道を敷設していたら、碓氷峠のようなアプト式や複数のスイッチバックが見られる難所となっていたかもしれない。


   裏付けも取らずに「ニュース」をたれ流す
   メディアにつける薬が欲しい


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『信玄とやれんし…(シンゲントヤレンシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:エックス線を用いて…。