まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

高野山・奥之院(2)

5月の高野山訪問パート5。駐車場は満車だが、一の橋からの2キロは人影もまばら。墓石を確認しながらゆっくり歩ける。ウィークデイ効果満点。不相応な巨石を購入した小藩を見かける一方、意外に質素な武田家の墓石。苔むしており文字は読めない。苔の生え…

高野山・奥之院

5月の高野山訪問パート4。スギ科の常緑樹に「槙」がある。寂蓮の「寂しさはその色としもなかりけり槙立つ山の秋の夕暮れ」を出すまでもない。金剛峯寺から奥之院まで3キロを歩き始めようとした時に、ちょっとしたハプニングが起こる。「高野槙」と書けば…

高野山・金剛峰寺(2)

5月の高野山訪問パート3。下がり蜘蛛には来客あり、との迷信もある。予期せぬ訪問客があるかも。でも、蜘蛛が出現したのは金剛峰寺の庭。来客が押しかける先は高野山。自宅ではないわいと安堵し、「世の中に人の来るこそうれしけれ、とはいうもののお前で…

恩師、Pehda先生(220)

ペーダ先生ご使用教材、Max Wilk著“The Wit and Wisdom of Hollywood”には映画監督のCecil Blount DeMille(セシル・B・デミル)も登場する。1881年8/12〜1959年1/21。マサチューセッツ州アシュフィールドに生まれ、ノースカロライナ州ワシ…

Voyager Program

地球より外側を回る火星・木星・土星・天王星・海王星をまとめて外惑星と呼ぶ。外惑星の内、木・土・天・海の4惑星は形が大きく密度と自転周期が比較的小さい共通点を持つ。木星型惑星と呼ばれる所以である。これらの木星型4惑星は、1970年代の終わり…

高野山・金剛峰寺

5月の高野山訪問パート2。金剛峯寺は、元々高野山全域を表す語。現在の金剛峯寺は、1869(明治2)年、秀吉建立の青厳寺と興山寺が合併し改称したものとパンフレットにある。緩い階段を上がると、左手に手水。門をくぐると、東から大主殿、別殿、新別…

高野山

南海電鉄の終点、極楽橋まで乗車。ケーブルカーに乗り換え高野山駅に到着。更にバスに乗り継ぎ、一の橋で下車。訪れたのは日曜日。奥之院まで歩くが、杉林の中の石畳は大勢の観光客であふれかえっている。梅田の地下街並み。あれから30余年が経過。ウィー…

ロベルト・クレメンテ

Roberto Clemente Walker(1934年8/18〜1972年12/31)は、ピッツバーグ・パイレーツで18年(1955年〜1972年)に渡りプレーした外野手。守備位置はライト。貧困に喘ぐプエルトリコ出身だった故か、慈善活動には特に熱心に取り組む…

恩師、Pehda先生(219)

「日本人が“R”と“L”の区別を苦手としているのは、米国ではよく知られている」昔の映画でお目にかかる日本人役の俳優は、意図的に“R”を“L”に置き換える。“very”なら“belly”に、“rice”なら“lice”に変えてしまう。以前の日記に書いた通り。「でも、心配するには…

エル・シティ(2)

関西電力南港発電所に隣接する、学習・スポーツ施設。2年前の2009年3/29、リニューアル・オープン。3年ぶりに訪問すると、以前に比べ団体重視の展示に変更されていた。個人の場合、以前にはできた工場見学は許されない。映像による紹介も無し。エ…

藤山一郎

1931(昭和6)年12月発売の『丘を越えて』。メロディーよりも歌詞よりも、歌声が良い。ことばを明瞭に発音し正確に歌う。声量は豊かなのに、発声をセーブ。最高時速1000キロの大型ジェットが、巡航速度800キロで飛行するのに似た安心感がある …

高速移動体

地上から投げ上げられたものの速度が速ければ、地面に落下せずに地球の衛星となる。最低でも秒速8キロメートルの速度(第一宇宙速度)が必要。新幹線が速いといっても時速300キロメートル。秒速に換算すれば約0.08キロメートル。第一宇宙速度の百分…

「ここに仏教伝来す」

仏教伝来(552年)を覚えるための語呂合わせ。正確な年代は不明だから6世紀と覚えればよいのであるが、その6世紀を忘れないようにするための呪文みたいなもの。「ここに」が552に対応している。538年で覚えたければ「仏教寺院に御参拝」とやれば…

恩師、Pehda先生(218)

「馬に乗る機会など少ないと思うが、馬に送る「進め」の合図を知ってるかい? 手綱を引いたり鞭を入れたりはしない。脚で馬の胴を圧迫するんだ。だから、毎日それを業務として行うカウボーイは、がに股になってしまう。牧童がベテランかどうかは、歩く姿で分…

プエルトリコ

国防と外交を任せているから合衆国の一部であるが、自治権を持つ。カリブ海北東部にあり、プエルトリコ島、ビエケス島、クレブラ島、モナ島などから成る。「プエ・ルトリコ」「プエル・トリコ」「プエルト・リコ」どこで区切るのが正しい? スペイン語を学ん…

とっとっと?

「めっちゃ好きやねん。イカやカニの形をしたスナック菓子やろ!」「それを言うなら『おっとっと』や!」ボケとツッコミはここらで終了。今日のタイトルは、この座席を(誰かのために)取っているのか、を表す博多弁である。上昇調で読む。「取っている」も…

気のせい

“Oh,the vision thing.”「なんだ、ビジョンというやつか」は、長期的計画が得意でないジョージ・ブッシュ前大統領のことばだという。ジーニアス英和辞典に教えられた。“thing”には、「物」の外に「やつ」「人」という意味もある。みんなが、見たものをことば…

一、二、三

極めて失礼な話であるが、女性ドライバーが少数だった頃に「一姫、二虎、三ダンプ」という表現があった。ダンプ以上に運転の荒いのが、「姫」即ち女性だというのである。二は論外であるが、飲酒運転を指す。日本語では、「一、二、三」と列挙する表現が好ま…

恩師、Pehda先生(217)

ペーダ先生の授業に使用された、Max Wilk著“The Wit and Wisdom of Hollywood”の3回目。最初に注釈。脚本家、ドナルド・オグデン・ステュアートについては、8/3付日記を、同じくアーヴィング・タルバーグについては、7/19付日記を参照されたし。「私…

南港魚釣り園

ゴールデンウィーク明けの月曜日、初めて出かけてみた。南北方向に700メートルに渡って延びる岸壁に、その日の釣り人はまちゃつを含めて6人と極めて少数。がらんとしている。人がいないからルンルン気分。利用は無料。釣果があれば最高だが、たとえ釣れ…

危ない連想

知り合いの奥さんは、小学校教諭。紅葉の季節に、職場の気が置けない同僚数人と一泊二日の温泉旅行に出かける次第となった。今はやりの四十代女子会だ。旅装を解き、出で湯につかる。金泉銀泉を堪能。身も心もリラックス。個室での夕食にアルコールも入り仕…

Grand Coulee Dam

北米最大、世界でも3番目の規模を誇るコンクリート重力ダム。ワシントン州シアトルの東250kmに位置する。当初は、砂漠のコロンビア盆地の灌漑が目的であったが、後にマンハッタン計画への電力供給の必要性が発生。発電所建設が優先されることになり、1…

道歌

道徳・訓戒を平易に垂れる短歌。明治以降は衰えるものの、心学が庶民に広く浸透した江戸時代に多く詠まれる。安土桃山時代の千利休も茶道を説くのに道歌を多用しているから、室町以前にも詠まれていたのだろう。紙価の関係で記録されなかっただけかも。裏千…

恩師、Pehda先生(216)

本日も7/12日記で触れたMax Wilk著、“The Wit and Wisdom of Hollywood”『ハリウッドの才知と知恵』にお付き合い願いたい。マックス・ウィルクはイェール大学出身。著名なシナリオライター、ノンフィクション作家でもある。7/24付日記に登場した、Da…

新聞記事の面白さ(7)

日本で唯一の「高級紙」を自任するA日新聞。1994(平成6)年5/17付朝刊社会面「イラン人火葬事件」「大使館の書記官ら遺骨を引き取り」と題する記事から。何か変なところはないだろうか。因みにイスラム教では、死は一時の別れ。アラーの審判が下る…

バンカ島・ビリトン島

世界国勢図会(2011年版)に依れば、スズの年間産出高は34万トン。1位が中国で15万トン、2位インドネシア7万7千トン、3位ペルー3万6千トンと続く。金属の接合剤はんだは、鉛とスズの合金。鉄板にスズをメッキすれば、ブリキの出来上がり。ま…

召公(しょうこう)

2011年4/1から上野動物園で2頭のパンダ、リーリーとシンシンが公開されている。中国からの賃借でレンタル料は年間95万ドル、10年契約だという。幼い子ども達にとっては朗報なのだろうが、手放しで喜ぶ気にはなれない。武王の臣、召公のことばを…

吉田茂

戦後国葬が執り行われた唯一の人物。東京生まれ、東大卒の外交官及び政治家。駐英大使、外相、首相を歴任。サンフランシスコ講和会議日本全権首席。長女の嫁ぎ先の従兄弟が、岸信介元首相及び佐藤栄作元首相。麻生太郎元首相は三女の子(本人の孫)。187…

恩師、Pehda先生(215)

Max Wilk著“The Wit and Wisdom of Hollywood”『ハリウッドの才知と知恵』に登場する人物の1人にDonald Ogden Stewartがいる。ドナルド・オグデン・ステュアートは、オハイオ州コロンバス生まれの脚本家・作家。イェール大学では、社交クラブ(男子学生で構…

思い込み(2)

我が庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり 小倉百人一首所収、喜撰法師作の和歌である。旺文社古語辞典に依れば、「私の庵は都の南東にあって、そのように(世の中をつらいと思って)住んでいるのです。それで世の中をつらいと思う宇治山だ、と…