まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

在庫一掃

デパートや商店のバーゲンではなく、我が家の「酒蔵」の話。「酒蔵」といっても、垂直長屋暮らしが勝手にそう呼んでいるだけ。独立した部屋ではないし、いわんや建物ではない。本当のところは、食器棚の一角を占めるささやかなスペース。ボトル14、5本で…

すいきんちかもく…

以前は「どってんかいめい」だったが、近年は「どってんかい」が普通。冥王星が惑星の仲間から外されたからである。本日の話題は、menonics「記憶術」。米国にも太陽系の8つの惑星名(Mercury,Venus,Earth,Mars,Jupiter,Saturn,Uranus,Neptune)を覚える際…

「どけなさい!」(2)

混雑している場所を通り抜けたい時の表現。 “Excuse me. Could I get past?” 「失礼。通してくださいますか」 まだ、安寧・秩序が保たれている感じがする。切迫感が出ると、 “Coming through!” 「通してください!」“I'm coming through.”の略だろう。 更に…

「どけなさい!」

奈良在住の頃、大手スーパーでのこと。エスカレーターに乗った隊長が左側を上がっていく。上方には親子の二人連れ。幼児がいて前方が塞がっているのに、無理に先を急ぐ人は少ない。追いついたら、隊長も後方で立ち止まるつもりでいた。年長さんに向かって母…

猿団子

冬季にニホンザルが体を温め合うため、押しくらまんじゅう状態になる様子をいう。寒さから守ろうと、親猿二頭が子猿を間に挟む小さな「団子」のこともあれば、更に寒さの厳しい折には数十頭が集結し大きな「団子」を形成することもあるという。英語でこの状…

Zhuangzi(14)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。殺不能鳴者。 鳴くこと能(あた)わざる者を殺せ。 鳴くことのできない方の鳥を殺せ。同じ殺すなら、能のない方を殺すがいい。 大木を見た門人が荘子に尋ねる。「どうしてあの木はあんなに長く生きている…

御清水(5)

裁判所前でR476を南に折れ、路地に入る。一方通行ではないものの、道幅が狭く、見通しも良くない。対向車があれば要バック。そろりそろりとKBを転がし、小学生の乗った自転車2台をやり過ごす。100メートルほど進んで無事到着。駐車スペースは7台ほど…

さわがしきもの

「はしり火。板屋のうへにて、烏の齋の産飯くふ。十八日清水に籠りあひたる」 杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百三十一段。 「ぱちぱちはねる炭火。餓鬼に供養する仏飯のお下がりを、屋根に群れ集まってついばむ烏。清水寺のお籠もりが、ご縁…

ダーマ神殿

ドラクエに登場する「職安」。現実とは異なり、転職の希望はたいてい叶えられる。が、無茶は禁物。『そして伝説へ…』だったか、仲間が倒れた状態で魔法使いに転職。しかもMPはゼロ、と笑いながら語っていたのはTNさん。所帯持ちなら、今頃は同じ年格好の子が…

ophthalmologist

“physician”“surgeon”と聞いて「内科医」「外科医」がすぐに浮かぶ高校生にも、本日の英単語は意味不明か? 接尾語“-logist”から「学者」「研究者」の類という想像はつくものの、前半が手に余る。“ophthalmo”の意味「眼球」が想起されなければ、めでたく“eye…

riddle(13)

日本三急流の一つ、球磨川の支流に川辺川がある。1963年から3年連続で球磨川が氾濫。それを機に持ち上がったのがダム建設計画。五木村議会などの反対があり、半世紀が経過しても着工には至っていない。ダムの完成ですべてが解決する訳ではないから、反…

御清水(4)

御清水だけではなく、水道水もおいしい越前大野市。水道料金は如何かと、ひと月分を熊本市や大阪市の場合と比較してみた。使用量は20立方メートルで、水道管の口径は何れも20mm。( )内は別途必要な下水道料金。 大野市は、3531円(3132円)。…

御清水(3)

雑味がなくすっきり、当然の事ながら消毒剤の臭いはしない。帰阪後に常温となった状態で「御清水」を飲用した際の印象。すぐに水道水と比較。一昔前に比べると、なにわ製「鉄管ビール」の品質は随分改善されている。冷やして飲む分には、普段不味いとは感じ…

Zhuangzi(13)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。似木鶏矣。 木鶏(ぼっけい)に似たり。 見たところ、木で作った鶏(にわとり)のようだ。 敵意を持たないものに対しては、これに反抗する敵はいない。無心で他に対することが、万事を処理し困難に打ち勝…

「それ、もう聞いたよ」

当今、入れ替え制ではない映画館は珍しい。鑑賞途中に出たり入ったりする客がいると気が散るから、当然の成り行きだろう。ビデオが普及する以前、“double feature”「2本立て」や“triple feature”「3本立て」の映画館が存在した頃のこと。上映中にふらりと…

おほきにてよきもの(2)

「くだ物。うし。松の木。硯のすみ。をのこの目のほそきは女びたり。又かなまりのやうならんもおそろし。火をけ。ほほづき。山ぶきの花。さくらのはなびら」 杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百三十三段の続き。 「大きい方がよいもの。くだも…

御清水(2)

訪れたのは、8月上旬。簡易裁判所南東に設けられた、2ヵ所の無料駐車場を利用するのが分かりやすくて便利。混雑とは無縁であり、御清水までは歩いて2,3分と近い。平屋や二階建ての並ぶ一角を占める御清水は、東西方向に細長い長方形。長さは30メート…

御清水

「清水」の文字に「きよみず」が浮かぶのは、京派の焼き物に縁のある方だろう。サッカー界なら、エスパルスファンでなくても「しみず」と読んでしまう可能性が高い。本日話題にする「御清水」は、そのどちらでもない。「おしょうず」と読む湧水名で、越前大…

riddle(12)

本日は、英語版の意地悪クイズ。 “What begins with T,ends with T,and has T in it?” 「Tで始まり、Tで終わる。しかも中にTの入っているものは何?」 “T-shirt”「Tシャツ」ならハズレ。前後はともかく、中に肝心の“T”が見当たらない。「テキサス・レンジャ…

おほきにてよきもの

「いへ。ゑぶくろ。ほふし」 杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百三十三段の後半。 「大きい方がよいもの。家、弁当入れの袋、法師」 大きな家で話題となったのは、鎌倉の「みの御殿」。2千5百坪超とか。少納言が憧れそうな邸宅だが、セキュリ…

「逆立ち」は、英語で“handstand”「手で立つ」。同じく「逆上がりをする」は、“practice forward upward circling”「前方上方へ旋回する」。日本語より直接的で且つ具体的な言い回しであり、初めて聞いた場合にも動作をイメージしやすい。「腹筋運動」や「背…

エキゾチック

富裕層がターゲットの観光雑誌Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー:北米を中心に発行部数100万部)が実施した、読者投票による2014年人気観光都市ランキングの続編。アジアで世界のトップ10入りを果たしたのは、1位京都、4位シェムリア…

grass

「牧草、芝生、サラダ」などの意。米国では、戸建ての賃貸はごく普通。格別広い家でなくても裏庭を合わせれば、芝生の植わる面積が百坪程度になることは珍しくない。春や夏だと、芝の生長が早い。丁寧に刈っても、一週間も放っておけば見苦しくなる。入居時…

Zhuangzi(12)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。袋#小者不可以懐大。 釣瓶縄##短者不可以汲深。 袋の小なる者は、以て大を懐(いだ)くべからず。 釣瓶縄(つるべなわ)の短き者は、以て深きを汲(く)むべからず。 小さい袋に大きなものは入れられ…

ワンコイン・ランチ

本年7/3付日経web版から。米国の観光雑誌Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー:北米を中心に発行部数は100万部。読者は富裕層)が実施した、読者投票による2014年人気観光都市ランキングで、京都が日本の都市としては初めて1位に選ばれた…

ことばなめげなるもの

「宮のめの祭文よむ人。舟こぐものども。雷鳴の陣の舎人。相撲」 杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百三十三段。 「言葉遣いのぞんざいなもの。祝詞(のりと)など読む巫女(みこ)のたぐい。舟を漕ぐ水夫(かこ)。雷鳴のさい、近衛府に詰める…

謝罪のことば

議会でセクハラ野次を飛ばして問題発生! 知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいた本人だが、批判の前に白を切り通すことが難しくなった。官邸かイシバちゃん辺りから指示が飛んだ可能性もあろう。遅ればせながら名乗り出て、女性議員へ謝罪した都議会議員がいた。…

1億分の1秒

短い時間のことを「瞬く間」という。まばたき1回に要する時間は、1/10秒程度らしい。本日のタイトルは、その1千万分の1。知覚することなど、恐らく不可能だろう。ところで、一定速度の乗り物が移動する距離を求めたければ、速さ×時間を計算すればよい…

古地図(7)

元禄4年完成の「新校正大坂大絵図」には、大坂から各地への距離が記載されている。 京橋を起点にして、住吉大社へ二里、山崎へ八里、伏見へ九里、京へ十二里、比叡山へ十五里、吉野へ十六里とある。驚くほど正確なのは、旅といえば徒歩に頼らざるを得なかっ…

『マッサン』(2)

その二。「玉鉄」の雰囲気は、竹鶴政孝とは随分異なる。将棋界で言えば、深浦康市九段といった感じなのにねェ。NHKは、政孝のイメージに近い俳優を本気で探したのだろうか。その三。スコットランド生まれのはずなのに、訛りが全く出ないエリーにも困惑させら…