常時一般公開されており、見学も上ることも出来る灯台は少ない。「参観灯台」と呼ばれ、国内には１５ヵ所しかない（燈光会HP）。近畿地方では、潮岬灯台の１ヵ所のみ。大阪からだと、紀伊半島を西岸沿いに半周。約２００キロ南下したところに位置。大阪から…

最初に目にする志摩市観光駐車場が一番広くて５００円。バスにも対応出来る規模だが、止めている車両は外には見当たらない。係員の女性から「この先にも駐車場はありますよ」の声。正直者。前もって調べたところでは、奥まで入って灯台に近づくと３００円に…

隠れん坊遊びで鬼が叫ぶのは“Come out,come out wherever you are.”「出ておいで、何処に居ても出ておいで」という文言。１９９１年公開の“Cape Fear”では、この無邪気な科白が観客を恐怖のどん底にたたき込む。“Counselor? Counselor,is that you? Counselo…

“Let's play hide-and-seek.”「隠れん坊しよう」で始まるのは日本と同じ。ところが、「もういいかい？」「まあだだよ！」「もういいかい？」「もういいよ！」というような鬼（it）とのやり取りはない。決められた数を数え終わったら、即座に探しに来るのが米…

儒教とは正反対の立場を取る道家の始祖、老子のことばから。上徳不徳。 是以有徳。 上徳は徳とせず。 是（こ）れを以（もっ）て徳あり。 わずかの徳を行って徳を施したと思うのは、真の徳ではない。 徳を実行しても自身はそれを意識していないのが、最上の徳…

１９７５年制作の『刑事コロンボ』“Playback”。直訳して「録画再生」とせず、『ビデオテープの証言』とした邦題はプロの仕事。原題よりも作品の核心を突くタイトルとなっている。風邪を引いたコロンボが登場。被害者の娘（犯人の妻）に「ハチミツとレモンを…

大人２４００円、小・中学生１２００円。シニア割引が認められたが、それでも２千円。ちょっと高すぎないかなァ。半世紀前の子ども時代には４０円で入場した。上昇率は実に３０倍に達する。米価やガソリンの上昇率は３，４倍に留まっているから、値上がりの…

笑顔のホテルマンに見送られ駐車場へ向かう。２日目も朝からピーカン。雨の心配だけはない。１１時のチェックアウトまではまだ２時間もあるが、水族館が開く時刻が近い。居心地がよいからといって、だらだらと居座っていても仕方がない。車に荷物を積み込ん…

庭木によく用いられる常緑樹にタイサンボクがある。葉が大形の長楕円形故、よく目立つ。表面には光沢があり、裏面には茶褐色の起毛を持つ。北米中南部原産で、米国南部では樹高２０メートルを超すものも珍しくないと聞く。長居植物園にも樹高４，５メートル…

飲食店で楽しい会合。食事が済み、席を立つ前に店員にかけるのは「お愛想！」の声。支払いの前に明細を見せて貰わねばならない。これが英語になると、表現がダイレクト。「勘定書を見せて貰えますか」“Could I have the bill,please?”“May I have the check,…

映画“Stand by Me”のクライマックスシーン。不良のチャーリーが、めがねをかけた年下のテディに脅しをかける科白“That's it. Your ass is grass.”が本日の話題。NHKBSでの吹き替えは「やっぱりな、めがね。許さねェ」となっている。“That's it.”は、「それで…

儒教とは正反対の立場を取る道家の始祖、老子のことばから。天下萬物、生於有、有生於無。 天下の万物は有に生じ、有は無に生ず。 天下の万物は最初の有（天地）から生じ、その天地は無（道）から生じたものである。すなわち、道が天地を生み、天地が万物を…

３皿目は、魚料理。正式には「志摩大王崎産 伊勢海老のバプール海草風味」。身を取り出すため、金属製の巨大な「耳かき」が添えられた。４皿目は、肉料理。「牛フィレ肉のポワレ カルダモンとオニオンコンフィのジュ」とある。「ポワレ」は、鍋にバターと材…

用心深く且つ確実に接近してくるのは、ハシブト。「招かれざる客」という自覚は持ち合わせていない。地上からも樹上からも十数羽がじわじわと間合いを詰めてくる。１０メートルくらいまでは接近を許すが、それより内は大きめの足音を立てて追っ払う。ちょっ…

年に数度だが、公園に出かけた折にスズメやムクドリに食パンを振る舞うことがある。隊長と半分ずつに分け、小さく千切り丸めて投げる。範囲は、半径３メートル中心角１２０度の扇形といった感じ。馴れ馴れしく足下までやって来るのはハト。遠慮が無さ過ぎる…

１９５０年代末のオレゴン州が舞台といえば、１９８６年公開の米映画“Stand by Me”。邦題も英語そのままの『スタンド・バイ・ミー』。このブログの読者に解説など無用だろうが、釈迦に説法を承知の上で直訳すると「僕の力になって」となる。主人公は、人口千…

前菜は、鯛の刺身と茹でた芝海老とを取り合わせたサラダ。メニューには「鳥羽近海の幸と農園野菜のサラダ仕立て 青じそ風味のビネグレット」とある。聞き慣れない「ビネグレット」は、フレンチドレッシングの異名。歓声を上げて頂いたから、近隣のテーブルに…

飲み物をオーダーするのにメニューを渡される。様々な銘柄のワインが幾ページにも渡って並ぶ。購入する際も普段はせいぜい１本二千円までと決めている身には、目が飛び出そうな価格の代物ばかり。少々困惑しながらも諦めずに眺めていると、ビールを発見して…

ナビ画面に市街地モードと高速モードの２種がある。コンビニ名やビル名まで表示してくれるのは市街地モード。一方の高速モードでは、画面が二分割される。左半分は小縮尺の地図になったり、ICの俯瞰図になったりする。右半分にはIC間の距離や到着予定時刻の…

体がひとまわり大きく、カアカアと甲高く鳴くのがハシブト。嘴の根元から頭頂にかけてのラインがなだらかなハシボソと異なり、急に盛り上がっている。“jungle crow”という英語名の通り、本来は森が栖。だが、大都市の環境にも見事に順応。猛禽類が少ない都会…

儒教とは正反対の立場を貫く道家の始祖、老子のことばから。大制無割。 大制（たいせい）は割（さ）くことなし。 木材を切り刻んで器ができる。器は人に用いられる。使われる器には、支配者がいることになる。反対に、切り出されたままで何物にも用いられな…

正面玄関と同様、壁も柱も椅子の縁も濃いめの茶で統一。柱の上部毎に「逆さ富士」型の間接照明。側面４ヵ所にも光量を落とした間接照明を施している。テーブルを照らす天井の白熱灯が独特。直径の割に高さが短いから、中心の穴だけがやけに大きいバウムクー…

夕食はフレンチで、１９：４５の予約。前菜、スープ、伊勢エビ、牛フィレ、スイーツの５品にコーヒーまたは紅茶が付く。英語で言えば“a five-course dinner”。チーズとデザートが抜けているが、文句を言ってはならない。謝恩価格なのである。スイーツに含め…

栃木県の「今市」なら、宇都宮から北西に２５キロほど。東京から東照宮に向かう際には必ず通る。日光杉並木街道で知られ、JR日光線や東武日光線の駅がある。平成の大合併で日光市となる以前は、今市市という自治体が存在した。本日話題にするのは、「少し足…

長居公園には、ハシボソとハシブトの２種のカラスが棲息する。小形でガアガアと濁った声の主が、ハシボソ。横顔をシルエットにすると、嘴の根元から頭頂にかけてのラインがなだらか。言うなれば流線型。英語名は“carrion crow”。「カリオン」の語感は、日本…

一部に間接照明を採用。八代亜紀の『舟唄』「♪灯りはぼんやりともりゃいい…」が好みの向きは萌えェェ、となるかも。エアコンは年代物。風量を最小にしてもうるさく、就寝時にはかなり気になる。０．５度刻みで調節できるところもあるから、かなり見劣りする…

３３平方メートルあるから、狭いという感じはしない。扉を開けると、正面は濃いこげ茶の壁。右がトイレとバスタブ。左側の小型冷蔵庫及びクローゼットを横目に壁の反対側に回ると、ツインベッドが設えられている。窓は２．５メートルほどのハイサッシになっ…

「オオハシ」“toucan”という名の鳥が中南米に棲息する。「ハシ」というのは恐らく、「嘴（くちばし）」のこと。因みに、英語には嘴を表す語が２つある。キツツキのように尖ったものは“beak”、カモのように平たいものは“bill”と言って区別している。「オオハ…

映画『マイ・フェア・レディ』の作中歌。英語では“With a Little Bit of Luck”。歌うのは、飲んだくれのアルフレッド。ろくに働かず、実の娘イライザに酒代をせびる怠惰な父親である。４５分が経過した頃、酒場から放り出されるシーンで歌う。 ♪The Lord abo…

儒教とは正反対の立場を取る道家の始祖、老子のことばから。用兵有言。 吾不敢爲主、而爲客。 兵を用うるに言あり。 吾（わ）れ敢えて主と為（な）らずして、客（かく）と為ると。 兵法のことば。 「城に立て籠もって主人面をするのではなく、自分なら剣客と…