１９５０年代末のオレゴン州が舞台といえば、１９８６年公開の米映画“Stand by Me”。邦題も英語そのままの『スタンド・バイ・ミー』。このブログの読者に解説など無用だろうが、釈迦に説法を承知の上で直訳すると「僕の力になって」となる。主人公は、人口千人ほどの小さな町、キャッスル・ロックに居住する４人組。それぞれ家庭環境には恵まれていない。兄の死後、カイン・コンプレックスに苦しむゴーディ。素行不良の兄とアルコール依存症の父を抱えるクリス。父から虐待を受けるテディ。ノルマンディーで戦った父が精神を病んだのが理由。打算も妙な遠慮もない付き合いが継続していくのは、互いに波長が合うからだろう。ゴーディ１２歳の夏、４人組はひょんなことから死体探しの冒険に出かける。映画の大半は、寝袋を背負って線路沿いに歩く２日間に費やされる。深刻な話の割に作品に暗いところがないのは、演出がコメディタッチだからか。少年期への郷愁を無性にかき立てる作品である。
「酩酊」の
タケシも一目
置く安住
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『こいつ、黙る？（コイツダマル）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：じれったい。
