まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

赤マンマ

スイーツも扱うカフェレストラン。ミニサラダ、ミニバケット、コーヒーor紅茶付きのパスタランチが1200円〜1700円。ディナーは、2500円〜2900円。吉兆を始め下々には縁のない店も目立つ嵐山では、リーズナブルな部類に入る。「予習」の段階…

竹林の道

天竜寺北門から外へ出ると、竹林の道。様々な肌の色で溢れかえり、まさに人種のるつぼ。国籍までは分からないが、それぞれが旅の思い出を残すのに余念がない。流行のタブレット端末で撮影に及ぶ向きもある。京都に宿泊する外国人で最も多いのは米国人で、3…

曹源池(そうげんち)庭園

池泉「回遊」式のはずであるが、池を眺められるのは主に東側からのみ。周りを巡ることは許されないから、万博公園の日本庭園以下。もちろん、三名園や足立美術館の出来には遠く及ばない。散策は北側に位置する百花苑で我慢しろ、というのが本音か。錦鯉は見…

Zhuangzi(49)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。多男子則多懼。 富則多事。 壽則多辱。 男子多ければ、則(すなわ)ち懼(おそ)れ多し。 富めば、則ち事多し。 寿(じゅ)なれば、則ち辱(はずか)しめ多し。 男の子が多いと、色々と争いも起こり、心…

天竜寺(3)

紅葉にはまだ早いが、大方丈から眺める庭園はそれなりに風情がある。もっとも、建物の内も外も参拝客で溢れ、落ち着かない。閑散時の御堂筋線並みの混雑が玉に瑕。真ん中に48畳敷き。ここに本尊として木造釈迦如来座像が祀られているらしいが、立ち入りは…

天竜寺(2)

拝観料は、本堂100円と庭園500円の二本立て。差額の400円は、恐らく年季の差。明治後期に再建された本堂、大方丈、庫裡などに対して、庭園は創建当時と似た状態にあるからだろう。靴を脱ぎ、下足箱に入れる。と言っても、ただの「棚」。鍵はかから…

にくきもの(6)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十五段。 「他人のことをやたらうらやみ、自分の身の上を嘆き、人の悪口を言い、ちらっと口にしたことにたちまち好奇心を起こして根掘り葉掘り聞きほじろうとする人間……。『もう、それ以上は存じませんよ』と断…

天竜寺

西側に位置する亀山公園だけでなく、渡月橋や嵐山もかつては境内の一部だったらしい。後醍醐天皇の冥福を祈るため、足利尊氏が創建を支援。3平方キロもあったという寺域が、天竜寺船による巨利を物語る。八方睨みの雲龍図で知られる法堂(はっとう)東側を…

二上山(7)

ウィークデイにも関わらずハイカーと次々にすれ違う。挨拶に必ず返事があるから、気持ちがよい。「むろいけ園地」とは大違い。2時間少々の間に出くわした、50人ほどの大部分がシニア。男性はほとんどが単独行動。女性は3人〜8人のグループで、例外なく…

二上山(6)

雌岳に到達するのに、通常の2倍の70分を要す。心臓バクバクの度に休憩し、てれんこぱれんこ歩いたことが理由。頂上にある大きな円形は、日時計。直径が5メートルほどもある立派なもので、表示は13時。そこかしこでグループや個人が弁当を広げている。…

二上山(5)

舗装がなくなり、埃っぽくなった遊歩道をよろよろ進む。ややあって右手に現れるのがクリーム色の展望台。コンクリート製二層構造で円柱形。「シニアと煙は高いところへ上る」が当てはまるからか、疲れていたはずの身体がひょいひょいと動く。階段を一気に攻…

Zhuangzi(48)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。不榮通、不醜窮。 通を栄とせず、窮を醜(はじ)とせず。 栄達してもその地位を名誉とせず、困窮してもその境遇を恥としない。 「通」は、地位を得て生活が豊かになった境遇。「窮」は、その反対。人は、…

change

二昔前のキャッチコピーに「変わらなきゃ」がある。N産のCMで笑顔を披露していたのは、イチロー。当時はOrixの所属。英語で言うなら、“It's time for a change.”か。短く“Time for a chage.”とも。ということで、本日の話題は“change”。“Some things never c…

世には心得ぬ事の(2)

永井路子氏による現代語訳で味わう『徒然草』。百七十五段後半の続き。 「また、心安いという相手ではなくて、日頃はかしこまって応対していた貴人が、御簾(みす)の中から、果物やお酒などを、いかにも上品に出してくださるのはけっこうなものだ。冬寒いと…

世には心得ぬ事の

杉本苑子氏による現代語訳『枕草子』二十五段。 左党には耳の痛い話。残念ながら、少納言の嫌う手合いは千年後の今も存在している。『徒然草』にも「友とするにわろき者」のひとつに「酒を好む人」を挙げている。目にしたくない光景に度々遭遇したのであろう…

二上山(4)

白い四弁花が目に止まる。残念ながら、植物名に疎い。気になる名前を帰宅後に調べてみるが、はっきりしない。ヤマボウシか? 「岩屋」と呼ばれる分岐点に到着。右の丸木階段を上がっていけば、千年杉と三体の仏像とが拝めるはず。もっとも、杉は平成に入って…

二上山(3)

緩やかな上り坂の始まりに自然に笑みがこぼれるものの、2,300メートルで終了。すぐに急勾配が始まり、息切れ。足を止めてはコンクリート舗装を進むのを繰り返す。サクラやツバキが陰を作り、歩きづらくはない。遊歩道の脇には、オオイヌノフグリやタン…

Zhuangzi(47)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。無爲而尊者天道也。 有爲而累者人道也。 無為にして尊き者は天道なり。 有為にして累(わずら)わしき者は人道なり。 無為自然のままでありながら、非常に尊い働きをするものは、天道である。 色々と作為…

嵐山(2)

偶然だが、高級料亭で知られるK兆嵐山本店前を通りかかる。チラ見すると、ひっそり閑としている。賑わうのは、暗くなってからか。ネットでメニューをチェック。ランチが43,200円〜54,000円。もちろん、ひとり前。飲み物も必要。フランス産赤ワイ…

嵐山

我が垂直長屋からは概ね片道70キロ。ドライブ&ハイクの好適地なのだが、何せ世界遺産。ウィークデイに出かけたとしても渋滞は免れない。京ならではの狭隘な路地を駐車場探しに右往左往となれば、ウォーキングを楽しむどころの話ではなくなる。嬉しいよう…

二上山(2)

太子町にある「万葉の森」までは、我が垂直長屋から26キロ。長居公園通り、中環、大和川左岸堤防、外環、富田林市民会館横を経由。すこぶる順調。ドライブは、ほんの40分にて終了。駐車場に入ると、既に3/4ほどのスペースが埋まっている。人気の証し…

二上山

ドライブ&ハイクの3回目。名前の通り、ピークが2ヵ所ある。雄岳517メートル、雌岳474メートル。電車利用なら、近鉄南大阪線二上山駅下車が便利。初めて登ったのは、中1春の遠足。低い山だと馬鹿にしていたら、意外にも最初から急坂の連続。ペース…

にくきもの(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十五段。 「酔っぱらいもいやなものだ。わめいたり、口の中を指でかきさぐって、歯に挟まった食べ物をせせりだしたり、髭を撫であげたり、いっぱし偉そうに人に盃をつきつけるなど、どの仕草ひとつとってみても…

frenemy

本年5/9、首都モスクワで対独戦勝70周年記念式典が開催された。報道では、ロシア軍の将兵1万6千人以上が「赤の広場」を行進。新型のICBMヤルスもお披露目されたとか。クリミア併合の影響だろう。招待を受けた60ヵ国のうち大半の首脳が欠席。ブッシ…

Zhuangzi(46)

老子とともに道家の始祖とされる、荘子のことばから。有大物者、不可以物物。 大物(たいぶつ)を有(たも)つ者は、以(もっ)て物を物とすべからず。 大きな物を持っている者は、ほかの物は物とも思わないようになってしまう。億万長者が五百円や千円の出…

Fight song

昨日に続き、米国第442連隊の話題。戦闘歌を紹介する。Four-Forty-Second Infantry― We're the boys of Hawaii nei― We'll fight for you And the Red,White and Blue, And go to the front... And back to Honolulu-lulu. Fighting for dear old Uncle S…

broke

breakの過去形を思い浮かべる方もあろうが、形容詞としてのbrokeが本日の話題。「文無しの」の意味で、“He is brkoe to the world.”のように用いられる。“to the world”は、「まったく」の意。代わりに“dead”や“flat”が登場することもある。どちらも副詞で、…

bridge

本日は「橋」にまつわる慣用句の紹介。 “Don't cross the bridge till you come to it.”「取り越し苦労はするな」 直訳は「到着してもいないのに橋を渡ろうとするな」。 “Let's cross that bridge when we come to it.”「その時が来たら考えよう」 文字通り…

にくきもの(3)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十五段。 「また、これといって取り柄のない平凡な人間が、にこにこ顔でのさばり出て、さかんにしゃべり散らすのも笑止せんばんである。火桶や囲炉裏に手をかざし、打ち返し打ち返し焙ったり皺をのばしたりする…

夜明け

“dawn”や“daybreak”が思い出される。豪華列車名でお馴染みの“twilight”は、「(日の出前・日没後の)薄明かり」。人口に膾炙した慣用句に “It's always darkest before the dawn.”「夜明け前がいちばん暗い」 がある。「苦難の時期は、終わりかけの頃が最も…