まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

やまなみハイウェイ(5)

長者原ビジターセンターを後にして標高1330メートルの牧ノ戸峠に向かう。府内では望みようもない標高であり、金剛山を205メートルも凌駕する。5キロほどの距離で310メートルの標高差を稼ぐ県道11号の勾配は、鉄道で言えば60パーミル。かなり…

Xun Zi(29)

性善説を唱えた孟子に対して、性悪説を唱えた荀子のことばから。 文中の「コウ」は、糸偏に「更」。釣瓶(つるべ)縄の意。短「コウ」不可以汲深井之泉。 短「コウ」は以て深井(しんせい)の泉を汲むべからず。 短い釣瓶縄では、深い井戸の水を汲むことはで…

長者原ビジターセンター

朝日台より更に100メートル駆け上って標高は1020メートル。阿蘇が曇で大分は晴れの予報だったが、ポツリポツリがパラパラに悪化。大阪で降る「華奢な」雨と違い、九州では粒が大きい。「UFOの着陸跡」を直撃するため、堪らず傘を差して入口に向かう。…

長者原

県道11号に数ある絶景中の白眉。真っ直ぐに延びる道路の先に三俣山(みまたやま)。「山」の字に形が似るのが名前の由来か? その右に星生山(ほっしょうさん)。間に位置する硫黄山から立ち上る噴煙などを期待しての来訪なのに、何れにも一様に雲がかかる…

朝日台

小田の池を通過する際、ゴルフ場入口をちょと過ぎた辺りで両側に妙な空間を発見。駐車スペースではない。対向車線側には石垣やコンクリート壁が見える。かつての料金所跡か? NHKなどの通信設備のある、崩平(くえのひら)山(1289メートル)西麓を半周…

すさまじきもの(3)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十二段。 「地方からはるばると届けられた手紙に、贈り物が添えてないのもつまらない。『京都からきた手紙にだって、なにも付いてこないことがある』と地方の人は言うかもしれないけれど、都人の手紙にはホット…

やまなみハイウェイ(4)

座席に戻り、ドラ・ポジ2を押す。ステアリングの上下・前後、シートの上下・前後・角度、ドアミラーの上下・左右それぞれが、たちまち大先生お気に入りの位置に再セット。運転交代を促すと、意外。助手席の方が、居心地がよいというリアクション。豪華な朝…

Xun Zi(28)

性善説を唱えた孟子に対して、性悪説を唱えた荀子のことばから。是謂是、非謂非、曰直。 是(ぜ)を是と謂(い)い、非を非と謂うを、直(ちょく)と曰(い)う。 正しいことは正しいといい、間違ったことは間違っているという。これが直というものである。 …

やまなみハイウェイ(3)

野稲岳南東斜面に位置するパーキング・スペース。個性的というか、ちょっと変。通行区分帯ほどの幅で細長く一直線。走行レーンとの間にブロックやガードレールなどの遮蔽物が設けられていない。パーキング・ロットを示す区分線もない。“P”標識を見落とせば、…

やまなみハイウェイ(2)

水分トンネルを抜けると、標高700メートル。既に生駒山頂よりも高い。曇ってはいるものの、悪天候ではない。すぐにY字三差路。進むべき県道11号は左。右は、九重、日田に至るR210。大分道のトンネル上を横切る。それと気付くのは、ナビのお陰。近く…

fire(2)

ドナルド・トランプ氏。NBCの人気番組“The Apprentice(見習い工)”の主演兼プロデューサであり、資産1兆円を誇る不動産王。最近では、米大統領選有力候補と言った方が通りが良いだろう。物議を醸す放言で知られるだけに、このまま選挙戦のトップを維持でき…

Xun Zi(27)

性善説を唱えた孟子に対して、性悪説を唱えた荀子のことばから。公生明、偏生闇。 公は明を生じ、偏は闇(あん)を生ず。 心を公平に保てば、世の中のあらゆる事が明らかに分かってくる。愛憎や利害のために心が不公平になると、世の中の姿が正しくは心に映…

やまなみハイウェイ

正式には、大分県道・熊本県道11号。「ハイウェイ」が付くのは、かつて有料道路だった名残。無料開放となって久しい。片側1車線がほとんど故、直線部でも制限速度は60キロ止まり。初走行は、30年以上も前の有料道路時代のこと。三崎港から佐賀関にフ…

すさまじきもの(2)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十二段。 「災難除けの方違(かたたが)えで出かけた家が、そっけなく、なんのもてなしもしてくれないのは興ざめだし、ましてそれが、半分は娯楽的要素を兼ねた節分の方違えだと、なお、がっかりさせられる。相…

流し撮り(5)

隣駅にオーシャンアローの明かりが見えてから目の前に来るまで、きっかり40秒。速すぎると感じた際には秒針をチェックしているが、速度違反を確認したことは1度もない。知る限りでは時速90キロを厳守。ホームを過ぎた辺りで (頼むでェ!) と念じ、運…

流し撮り(4)

本命にしている、新宮行きオーシャンアローの通過時刻が近づく。2編成で1往復半ずつしかしない。上下を合わせても、通過するのは1日に6本。コンデジで流し撮りに挑める時間帯に限れば、たったの2本。暗くなって最初に現れるのは、17時26分。5分ほ…

SFTS

NIID(国立感染症研究所)HPから。 SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、マダニが媒介する感染症。ウイルスが確認されたのは、2011年。一般にはまだ馴染みが薄い。6日から2週間の潜伏期を経て、発熱、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛、意識障害、リンパ節腫…

すさまじきもの

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十二段。 「不調和で、興ざめなものを、いくつか挙げてみよう。まず、まっ昼間というのに、わんわんうるさくほえる犬。川の瀬に編み連ねて氷魚(ひお)など捕る網代(あじろ)は、晩秋から冬にかけての景物なの…

長居公園(4)

季節を度外視し、見かける鳥を列挙。実際には更に多くの種が目撃されるという。 ムクドリ:パンくずを撒くと食べに寄ってくるが、スズメほどは近づいてこない。20羽ほどの集団で飛来。黄色い嘴。 ヒヨドリ:ムクより大きめで細身。尾が長め。鋭く黒い嘴。…

Xun Zi(26)

性善説を唱えた孟子に対して、性悪説を唱えた荀子のことばから。行不貴苟難。 説不貴苟察。 名不貴苟傳。 行いは、苟(いやしく)も難(かた)きを貴(たっと)ばず。 説は、苟も察(さつ)なるを貴ばず。 名は、苟も伝わるを貴ばず。 君子はかりそめにも、…

流し撮り(3)

かじかむ指をさすりながら苦闘すること半時間。ようやく背景の明かりが水平に流れるようになる。ただ、暗闇に浮かぶ窓や乗客にボケが残る。ピントが甘いのは、シャッターを切った後のフォロースルーに乱れがあるからだろう。前照灯をコンデジの狭い液晶モニ…

流し撮り(2)

夜景モードに設定し、ベランダに出る。狙うのは、50メートル下方を秒速25メートルで通過する快速や特急。最高速度130キロ設計区間だが、騒音対策で90キロに減速している。コンティニュアスAF機能付きの高級機なら被写体が目の前に来てからシャッタ…

長居公園(3)

植物園だけでも現在、約千種、6万本(!)の植物が植えられているという。ちょっとした「森」のためか、タヌキ(?)の目撃情報もある。昨年12月2日午後には、オオタカが飛来。事務所に誤って侵入。暫くして開放された窓から退散したという。柿色の腹に…

長居公園(2)

戦後に競馬場や競輪場となった経緯がある。自治体の財政難が理由だろう。後に公営ギャンブルへの批判と収支の悪化が相まり、結局廃止。陸上競技場(改修前の先代)が竣工するのは、計画から36年が経過した昭和39年のこと。東京オリンピック開催が呼び水…

芙蓉倶楽部(7)

8:15「でっぱつ」の準備が整い、フロントに向かう。「でっぱつ」は、英単語“departure”「出発」を覚えるための語呂合わせ。家庭内で使っているが、会話は「伝言ゲーム」に似る。小学生だった大先生は、親父が面白がって湯桶読みしているものと誤解。「出…

生ひさきなく、まめやかに(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十一段。 「宮仕えを経験し、いちおう、世間を見たあとで家庭におさまるというのなら、それはよいケースだと思う。同じ受領の妻であっても、宮仕えの体験者なら、たとえば娘を五節(ごせち)の舞姫としてさしだ…

芙蓉倶楽部(6)

健康和朝食メニューもついでに紹介。 だし巻き 焼き魚、蒲鉾 海苔、納豆、とろろ芋、酢の物 冷や奴、佃煮、明太子、漬け物、梅干し だんご汁(大分名物) ここまでは、在り来たり。だが、これに固形燃料を使う「豚しゃぶ」が加わる。朝食にしては、かなり豪…

流し撮り

動く被写体に合わせてカメラを振る撮影方法。疾走する乗り物や走る子どもなどの動きに合わせてカメラを振ってやる。通常なら静止しているはずの背景が流れ、躍動感のある写真が出来上がる。被写体にもよるが、1/60秒程度にシャッタースピードを落とすの…

Xun Zi(25)

性善説を唱えた孟子に対して、性悪説を唱えた荀子のことばから。道義重、則輕王公矣。 道義重ければ、則(すなわ)ち王公を軽んず。 自分の行いが道義にかなっているという自信があれば、たとえ王公貴人の前に出ても、少しも引け目を感じない。「軽んず」は…