まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

主ある家には

吉田兼好著『徒然草』二百三十五段から。 「あるじがいる家には、何の関係もない人が勝手に入ってくることはない。あるじがいない家には、通行人がむやみに入り、キツネやフクロウといったようなものも、人の気配に妨げられないから、得意気に入って棲み、木…

“Cut it out!”

「(望ましくないことを)すぐに止めろ、それくらいで止めておけ」 の意。 “Stop it!” “Knock it off!” と同義語。「それを切って外に出せ」が直訳。 “Hey,you kids,cut it out. Mom's trying to get some sleep.” 「あなた達、止めなさい。母さんは眠ろうと…

Han Feizi(27)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。人主亦有逆鱗。 人主(じんしゅ)にも亦(ま)た逆鱗あり。 竜の喉の下には逆さまの鱗があって、それに触られると竜は怒り狂うという。人君にもそれに似たものがある。いわゆる泣き…

ベイリゾート

(せめて同宿とはなりませんように)と念じるものの、八幡様も多忙。小声の祈りは届かない。大浴場で再び鉢合わせ。父親(?)は白人の大男。母親が中国系か? 男ばかりの5人連れ。親以外は、掛かり湯無しで湯船に入ってくる(T_T)。女湯には女の子と母親が…

cut in

撮影を中止する際に発せられる“cut”には、 “cut in”という熟語がある。 「列の前に(人や車が)割り込む」 の意で、安全な車間距離を取らず、乱暴に、突然入ってくるニュアンスを持つ。 “Did you see that white car cut in in front of us?” 「あの白い車が…

マルキン醤油

続いてマルキン醤油の工場見学。操業中故、車のドアを開けた瞬間に華やかな醤油の香りに包まれる。バニラに勝るとも劣らない。無料開放日に当たり、入館料210円が不要(^o^)。喜んでいたら、ほぼ同時に大型の貸切バスが出現。降りてきた一団が騒がしい。聞…

小豆島(5)

銀行や駐在所のある安田地区に入ると、「田舎の香水」がお出迎え。前方でhoney truck(英人好みの表現。バキューム・カーの異称)のホースが躍動している。プーンと来た直後に内気循環に切り替えたものの、時既に遅し。たっぷり吸い込んでしまい、オリ−ブか…

Han Feizi(26)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。待目以爲明、 所見者少矣。 目を待ちて以て明と為せば、 見る所の者少なし。 目を頼りに、見ただけで物事を判断できると考えると、実はその目に映るものは少ないので、見識が立たな…

小豆島(4)

べた凪。後方に明石海峡大橋や淡路島が遠望できる。左手には家島諸島の西島。採石場か。山が削られ、地肌が剥きだし。国立公園内のはずだが、痛々しい。福田港から上陸。切妻もあるが、入母屋や寄せ棟が目立つ。風が強い地区なのだろう。平地が少なく、道が…

八月十五日、九月十三日は

吉田兼好著『徒然草』二百三十九段から。 「8月15日と9月13日は、婁宿(ろうしゅく)に当たっている。この宿は、西方の7宿(宿は星座。奎けい、婁ろう、胃い、昴ぼう、畢ひつ、「此」の下に「角」し、参しん、の7星座)の中でも特に晴明である。月を…

ホモサピエンス

ニューヨーク市ブロンクス動物園の猛獣コーナーには、かつて空の檻が設けられていた。入場者が正面に立つと、奥の鏡に姿が映る仕組みである。 “WARNING Dangerous Animals Homo sapiens WILD AND UNPREDICTABLE! PRONE TO ERRATIC BEHAVIOR AND MOOD SWINGS …

おりいぶ丸

航送車両が少ないものの、幸い乗客数は軽く百名を超えている。団体客の外に路線バスの利用客が加わったからだが、490名の定員にはほど遠い。座席は大部分が空席。1等席はなく、長椅子もリクライニング付き椅子も絨毯部屋も全て2等である。団体客の幹事…

“Keep it coming!”

居酒屋でソフトドリンクを注文するときなどに使う。 (一々追加注文を出さないから、要らないと言うまで)「どんどん持ってきて!」の意。「それを来させ続けろ!」が直訳。「じゃんじゃん質問して!」の意味でも用いられる。職場の旅行で出かけた、丹後半島…

姫路港

午前8時半、法円坂入口。宝塚回りで10時に姫路港着。姫路市街で多少もたついたものの、予定通り出航1時間前に到着。1番レーンの最前列に止める。乗船手続きまでにかなりの余裕がある。ターミナルの探検ついでにサンドイッチ、おにぎり、お茶を購入。昼…

ヒト科ヒト属ホモサピエンス

空いているクマ山でHomo Sapiens(現世人類)の展示を企画したthe Zoo(ロンドン動物園)。ボランティアを募集したしたところ、30人が応募。8人の男女が選ばれ、水着にイチジクの葉をつけての登場となった。10年ほど前のこと。クマ山に登場した8人は、…

Han Feizi(25)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。非知之難也、 處知則難也。 知の難きにあらず、 知に処するが則(すなわ)ち難きなり。 知ることが難しいのではない。 知ったことを時機に応じてどのように処理するか、それが難しい…

小豆島(3)

フェリーと宿の予約が完了。大阪・姫路間を走るルートの選定に移る。考えられるのは、山沿いと海沿いの2種。山沿いは、走行距離108キロ。池田線、中国道、山陽道、播但道の順に走行。所要時間80分。通行料が3250円と高め。ただし、混雑する箇所が…

柳箱に据うるものは

吉田兼好著『徒然草』二百三十七段から。 「柳箱に載せる際、縦向き、横向きは、そのもの次第であるのがよいのであろうか。巻物などは縦向きに置き、柳箱の台を形作っている細い木の間からこよりを通して結びつける。『硯も縦向きに置くのがよい。筆も転がら…

小豆島(2)

フェリー会社と船便が決まれば、次は宿の選定。ロケーション、施設、サービス、宿泊料を勘案。折り合いのつきそうな宿が目白押し。選択に迷うほどだが、「難敵」が出現。意外にも、シャワートイ○を備えた宿が少ないのである。下水道の整備が進まない四国。愛…

小豆島

フェリーの運賃を調べ始めたのは、昨秋のこと。KBを転がして「岬の分教場」へ出かけてみる気になったからである。明石海峡大橋を渡らないルート、3つの比較。 日生(ひなせ)港と大部(おおぶ)港間。 所要時間が最短の70分。1日5便。航送料(往復1万…

蝸牛角上の争い

広大な宇宙に2000億の1000億倍以上存在する恒星。太陽もその1つ。銀河系内でのおおよその位置が指摘できれば、もの知りに入るだろう。たいていは、位置などには無関心だから。取るに足らない小さな存在である太陽も、地球にとっては巨大。太陽の質…

Apollo13(2)

ヒューストン管制センターの首席管制官、ジーン・クランツ。ドイツ系アメリカ人Geneが発する印象的なことばの続き。 “We've never lost an American in space,we're sure as hell not gonna lose one on my watch! Failure is not an option.” 「宇宙で死ん…

Apollo13

1970年4月13日、地球から32万キロに到達。ようやく月面に近づいたと思ったら、機械船の酸素タンクが爆発。同一ユニットを成す司令船と着陸船にも衝撃が伝播。洩れだした酸素ガスが推進力となり、ユニット全体が高速且つ複雑な回転に見舞われる。混…

Han Feizi(24)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。事以密成、 語以泄敗。 事は密なるを以て成り、 語は泄(も)るるを以て敗る。 成そうとする計画は、秘密を固守することによって成就する。 約束は外にもれるとき失敗する。 なにわ…

power

powerの文字が入る組織を切り盛りしていた頃を思い出し、久しぶりに辞書に当たる。「力」「権力」「動力」などに続き、終わりに「累乗」が登場。高校時代に大量の時間を消費させられた数学と妙な所で縁がある。 Xの4乗なら、“X to the 4th power=the 4th p…

丹波に出雲といふ所

吉田兼好著『徒然草』二百三十六段から。 丹波に出雲という所があり、出雲大社を真似て社殿が立派に造ってある。志田某とかいう領主が、秋の頃に聖海上人とその外にもたくさん誘い、「さあ、行きましょうよ。出雲の参拝に。かいもちいをご馳走しましょう」と…

ダビデ王

紀元前1000年頃、イスラエルの最盛期に君臨した王。ミケランジェロ作「ダビデ像」でお馴染み。元ベツレヘムの羊飼い。剣を持たず、鎧も身に着けず、杖と投石器だけを持ち、身長が2.9メートルあったというペリシテ軍の大男、ゴリアテと対峙。額に見事…

courtesy bus

送迎バス。駅や空港とホテルとを結ぶ、言わば「足」。著名ホテルが行うサービスの1つ。中之島の某老舗ホテルの場合、昼間は大阪駅との間を6分間隔で運行。もちろん無料。“courtesy”は、「礼儀」「優遇」「送迎用」の意。家庭でも親が子に、 “Courtesy cost…