まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

deluxe

元がフランス語だからか、英米で発音に差がある。英国人が読むと、「堕落す」。ただし、「ダラクス」の「ダ」を小さく、「ラ」にアクセントを置く。米国人が読むと、「だるー楠」か。同様に「ダルークス」の「ダ」を小さく、「ルー」にアクセントを置く。「…

Han Feizi(11)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。法不阿貴、 縄不撓曲。 法は貴(き)に阿(おもね)らず、 縄(じょう)は曲(きょく)に撓(たわ)まず。 法は、貴賎上下の別なく適用されなければならない。身分が高いからといっ…

Trump World Tower(2)

入口は、東西2ヵ所。徒歩の場合、住人は東の1番街に面した10段ほどある階段からアプローチ。幅が広く、金色の手摺りが7本もある。張り出した金ピカのキャノピー(天蓋)を潜ると、ドアマンがお迎え。コンシェルジュと共に24時間の対応。車で帰宅する…

Trump World Tower

Japan Society東隣に位置する高級“condo”(分譲マンション)。condominiumを短く“condo”と発音されると、「感動」や「間道」に聞こえてしまう。“♪Tell me when will you be mine”で始まる“Quando Quando Quando”を連想するFit Shuttleファンもいるか。持ち主…

Japan Society

ニューヨーク、イースト・リバー沿いにそびえる国連本部。高さ154メートルを誇る事務局ビルも、摩天楼が林立するマンハッタンでは目立たない。というか、ベスト100にも入らない。正面から1番街を100メートルほど北上し、東47番通りを西に入って…

にげなきもの(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』五十二段。 「衛門府(えもんふ)の次官はたいてい検非違使を兼任している。軍人に警察官を兼ねたような役職だから、なかなか権威がある。弓やなぐい(矢を入れて携帯する容器)などで武装して、彼らが巡察に出か…

long

本年6/12付Elite Sports NYの “New York Yankees Hideki Matsui Launches Old Timers' Day Home Run” 「NYY松井秀喜、Old Timers' Dayでホームランを放つ」 と題する記事から。 “Old Timers' Day”は、引退した選手の功績を称えるために開催されるOB戦。…

「ただいま!」

『ジーニアス和英辞典』には、 “Hello, Mom! I'm home!” 「お母さん、ただいま」 とある。「ただいま!」「お帰り!」の習慣がない米国のこと。実際は、 “Hi!” くらいだろう。 “How was school today?” 「学校どうだった?」 “How was work today?” 「仕事ど…

Han Feizi(10)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。國無常強、 無常弱。 国には常強なく、 常弱なし。 国家そのものには、永久に強い国もなければ、 永久に弱い国もない。国の強弱は治め方如何による。 域内で勝利収めるエゴイスト そ…

箸にも棒にも…

受講中の女子中学生。私語が止まない。業を煮やした某獣医師が、たしなめにかかる。 「君たち、注意散漫やな」 恐れ入るかと思いきや、 「何? きゅうり・サンマって」(℃゜)ゞ 論外のリアクションに二の句が継げなかったとか。 軌道乗り休診増えて減る意欲 …

にげなきもの(3)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』五十二段。 「年とった女が妊娠し、大きなおなかを突き出して喘ぎ歩くさまの見苦しさ…。老女が若い男を愛人に持つのすら不似合いなのに、自分以外に女をつくったと知って焼きもちをやく。これもじつに浅ましく醜…

似て非(2)

9/4まで京都市美術館で開催されていた『ダリ展』。興味は惹かれるものの、感動するまでには至らないシュールレアリスム。2千円で往復できるのに出かけなかった所以。収蔵品貸し出し要請に応じた美術館の1つが、サルバドール・ダリ美術館。油絵96点、…

似て非

健闘も虚しく、グループリーグで敗退した日本代表。ブラジルの金、ドイツの銀、ナイジェリアの銅で幕を閉じたリオ五輪サッカーの話。楽天的な国民性故か、トラブルや不手際が頻発。日本対ナイジェリア戦での珍事も記憶に新しい。本年8/4、マナウスのアマ…

F1.0(3)

衝突不可避! 跳ねとばされたFitが、歩道に突っ込んでくるかもしれない。身構えた瞬間、急ブレーキ。ABS付きか、スキッド音は出ず。トラックには飛び出しに対する心の準備があったのだろう。事なきを得た。一方の「フィットネス好き」。フル・ブレーキに気付…

F1.0(2)

たっぷり汗を流した後なのだろう。フィットネス・クラブの駐車場から出てきたのは、二十代の男性。転がしているのは、真っ赤なFit。相乗りなし。駐車料の支払いを済ませると、西向きの一方通行路に南から合流を試みる構えに入った。折しも東から下り坂をやっ…

F1.0

一般に絞り込むほど被写界深度は深くなり、ピントを合わせた前後がはっきり写る。逆に、開放するにつれピントの合う範囲は狭まる。背景をぼかし、被写体を浮き上がらせるのに効果的だ。ところで、カメラの仕組みと似るヒトの目。そこらのカメラにはない高性…

Han Feizi(9)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。去智而有明、 去賢而有功、 去勇而有彊。 智を去りて明あり、 賢を去りて功あり、 勇を去りて彊(きょう)あり。 さかしらな知識を用いると、世の中のことは分からない。そんな知識…

にげなきもの(2)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』五十二段。 「字の下手な者がれいれいしく、赤い染め紙に文字を書いてよこすのも、紙が泣く。下賤な者どもの小家に、雪や月光のような美しく清らかなものが降りそそぐのも、似合わない。腹だたしくさえ感じるけれ…

「ブルータスよ、お前もか」

シェークスピアの悲劇『ジュリアス・シーザー』から。シ−ザーが暗殺される際、自分を殺そうとする一味に信頼していたブルータスがいるのを見つけて発したとされる。帝政時代のロシア君主を表す「ツァーリ」、ドイツ皇帝を表す「カイザー」、どちらも“Caesar”…

rail

「レール」と聞けば、鉄オタクは鉄道を連想しがち。だが、場合によってはクイナ科の鳥を表す名詞だったり、「ののしる」の意の動詞だったりする。8/22付Reuters Newsから。 “Philippine President Rodrigo Duterte railed against the United Nations on…

アテナ

アテネとも呼ばれる。ギリシア神話では、ゼウスと最初の妻メティス(思慮の女神)との間に生まれた娘。メティスの産んだ男子は王位を奪うだろう、との予言を信じたゼウス。妊娠中の妻を呑み込んでしまう。が、アテナはゼウスの体内で成長を続け、ゼウスの額…

Han Feizi(8)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。虚則知實之情、 靜則知動之正。 虚なれば則(すなわ)ち実(じつ)の情を知り、 靜なれば則ち動の正を知る。 心を虚(むな)しくしていれば、他者の心の真のすがたを知ることができ…

“Talk to the hand.”

「話すのだったら、この手にどうぞ」 「そんな話は聞きたくもない」 相手の弁解や説教を拒否するときの表現。実際に片方の掌を相手の顔の前に突き出すジェスチャーを伴うこともある。続けて “Because the face doesn't want to know.” 「顔は知りたがってい…

揺りかごを揺らす手

“The hand that rocks the cradle rules the world.” 「揺りかごを揺らす手が世界を支配する」 慣用表現。子どもを育てる母親の影響力は絶大であり、間接的に世界を動かすといっても過言ではない、の意。米国の詩人William Ross Wallace(1819〜1881…

“Hands off!”

「触るな、手を離せ!」 1968年公開の米映画“Planet of the Apes”「猿の惑星」では、“hands”の代わりに“paws”が使われている。“paw”は、かぎ爪を持つ哺乳類の手や足。猿に向かって発せられる設定故か。テイラー大佐(チャールトン・ヘストン)の台詞。 “…

にげなきもの

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』五十二段。 「似つかわしくないもの、そぐわないものを書き並べてみよう。まず赤茶けていたり量が少ないなど髪の毛の貧弱な女は、ゆめゆめ品のよい白綾の衣装を身につけるべきではない。似合わないし、みっともな…

冷え性

体を動かす時間が確保できるようになった60代からは改善。常に悩まされていた現役時代が嘘のようだ。最悪だったのが50代。靴下を重ね履きしても効果はゼロ。室内でも手袋を着用したいが、仕事に差し支える。そういう訳にはいかない。足の甲にも手の甲に…

マティーニ(2)

特有の臭みを消すには、ジンの代わりにウォッカを使うのがお勧め。遥かに呑みやすくなる。自分だけの発見だと思っていたが、世の中は広い。同好の士か、遥か昔の映画で名台詞を決めていた。 “Vodka Martini,Shaken,not stirred.” 「ウォッカ・マティーニ。(…

マティーニ

ベルモット:薬草入りワイン。 ジン:トウモロコシを主原料とする蒸留酒にセイヨウネズで香味をつけたもの。 某酒店主人に教わったマティーニの作り方。 ジン3に対してベルモット1の割合でかき混ぜる。本来はオリーブの実を入れるが、ないならないで構わな…

Han Feizi(7)

荀子に学び、刑名法術(今日でいう政治法律)を唱えた韓非子のことばから。至言忤於耳、而倒於心。 至言は耳に忤(さから)いて、心に倒(さから)う。 道理にかなったことばは、凡人には耳が痛く、素直に受け取れない。じっくり聞ける人がいれば、それは優…