まちゃつの徒然日記

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にげなきもの(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』五十二段。
衛門府(えもんふ)の次官はたいてい検非違使を兼任している。軍人に警察官を兼ねたような役職だから、なかなか権威がある。弓やなぐい(矢を入れて携帯する容器)などで武装して、彼らが巡察に出かける姿は、一般大衆には怖がられている。しかし、そんなこけおどしななりで、夜、女漁りのため歩き回るのはナンセンスではなかろうか。そもそも彼らの狩衣(かりぎぬ)姿からして卑しげだし、権威の象徴みたいに恐れられている赤色の袍(ほう:束帯や衣冠などの時に着る、まるえりの上衣)も仰山だ。およそ情事には似つかわしくない装束だから、女の局近くうろついているところを人が見たら、軽蔑したくなるのも無理はない。そのくせ照れくさがって、『この辺に容疑者が潜伏してはいませんか』などと、冗談半分にせよ職掌に忠実なように振る舞って、ごまかそうとする(略)」
千年前なら、漁色家でも辞職うんぬんはなかったのだろう。国会で専ら婚活に精を出したM崎元代議士の話。結婚相手は2人続けて衆議院議員。子を授かっても止まぬ不倫を週刊誌が暴露。バッジを外す羽目に。専業主「夫」に身をやつしているとか。自業自得だろう。
Happy birthday,MTさん!


   万博とカジノ狂いの三十「台」


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『代理飛ぶ日(ダイリトブヒ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:独擅場。