まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

HVP

3/26付ナショナル・ジオグラフィックの記事から。何やら最高殊勲選手(MVP)に似ているが、野球とは関係ない。超高速度惑星(hypervelocity planet)の略。ブラックホールの重力により、銀河系中心部から弾き飛ばされるHVPの予想最高速度は時速4800…

リモコン(2)

22年前に購入したS-VHSビデオデッキはすっきりしたデザインだった。前面のカバーを手前に倒すと、中から操作ボタンが現れる仕組み。早送りや巻き戻しをしても、画面にノイズがほとんど現れない画期的な製品。リモコンにも付いているジョグダイヤルが優れも…

Confucius(23)

春秋時代の思想家、孔子(551B.C.〜479B.C.)の言行録から。接輿曰。 往者不可諫。 來者猶可追。 接輿曰く。 往(ゆ)く者は諫(いさ)むべからず。 来たる者は猶(な)お追うべし。 世の中を正そうと東奔西走する孔子に会った接輿(せつよ)が、隠居…

恩師、Pehda先生(293)

「あまりに強大な力を持つため、その行動を誰も止めることができないような人や企業があるとしよう。いわば『王』だが、それを動物に例えると何がふさわしいかな?」大学入学時期と『ドラえもん』の登場とが重なっている。まちゃつは「ジャイアン」を想像し…

リモコン

まちゃつが毎週お世話になっているビデオデッキ。説明書には「デジタルハイビジョンレコーダー」とある。これにアルファベットや数字がいくつも加わる。短く「録画機」だと、すっきりしていいのにねぇ。阿倍野区に本社を置く、大手家電メーカーS社製。6年間…

バーナード・ショー(8)

アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、映画『マイ・フェア・レディ』の原作者、George Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の8回目。本日は、バーナードの名言集から。高校生諸君、和訳に挑戦してミルク? 後にヒントと…

バーナード・ショー(7)

アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、映画『マイ・フェア・レディ』の原作者、George Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の7回目。下院議員に立候補するようフェビアン協会から推薦を受けるが、本人は辞退。ところが、…

affected

結婚式に招かれた際、気取った歩き方に遭遇し笑いを押し殺すのに苦労したことがある。ホテル内のホールを睥睨しながら、勿体をつけて独り歩く御仁。「威風辺りを払う」を演出するためか、厳めしく反り返っている。周りと不調和なスローモーぶりは、同じ側の…

恩師、Pehda先生(292)

法学部助教授Mから聞いたつまらない事件をペーダ先生に伝えると、“no”にまつわる表現と共に“When a woman says no,she means maybe.”「いやよいやよも好きのうち」を習ったのを思い出した。Mは九大院出身の若手で、まちゃつが1回生の時のゼミ担当者。「死刑…

バーナード・ショー(6)

8/21付日記の続き。アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、映画『マイ・フェア・レディ』の原作者、George Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の6回目。20歳でロンドンに出てきたバーナード。母親の伝でゴーストラ…

バーナード・ショー(5)

8/19付日記の続き。アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、映画『マイ・フェア・レディ』の原作者、George Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の5回目。“Animals are friends...and I don't eat my friends.”という…

新聞記事の面白さ(21)

プロの書いた文章を「味わう」シリーズの21回目。本日の話題は、2005(平成17)年1/15付A日新聞。「アウシュビッツを見てこいっ」と題し、14日付の英大衆紙サンの記事紹介している。例によって、おかしな部分を探してほしい。今日も「超」易し…

バーナード・ショー(4)

8/17付日記の続き。アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、熱烈な社会主義者にしてアカデミー脚色賞受賞者でもあるGeorge Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の4回目。本日は、バーナードの名言集から。高校生諸君、…

恩師、Pehda先生(291)

KB大生のT山をK西学院に招待して、授業を受けさせたことがある。偉そうに「受けさせた」と書いたが、招待する権限を持っていた訳ではないし、受講許可を受けた訳でもない。大教室だと収容人員は500名。学生数が多いから、紛れ込んでも見つかる心配はゼロ…

バーナード・ショー(3)

8/9付日記の続き。アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、熱烈な社会主義者にしてアカデミー脚色賞受賞者でもあるGeorge Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の3回目。アイルランドで俊秀が集うのは、首都ダブリンにあ…

Confucius(22)

春秋時代の思想家、孔子(551B.C.〜479B.C.)の言行録から。子夏曰、君子有三變。 望之厳然。即之也温。聴其言也癘。 子夏曰く、君子に三変あり。 之れを望む時は厳然たり。之れに即(つ)く時は温なり。其の言を聴く時は癘(はげ)し。 孔門の十哲に…

State of Michigan(4)

現在でもGM,Ford,Chryslerの各本社は、ミシガン州にある。が、かつてのビッグスリーの栄光は今何処。「祇園精舎の鐘の声…」ではないが、閉鎖を余儀なくされた生産現場は少なくない。GMだけに限定しても、80年代以降に閉鎖されたり譲渡されたりした工場数は…

治安(2)

8/12付日記、殺人事件による犠牲者数(人口10万人当たり)の続き。類似の日本版データから。全国ワーストワンの大阪府が0.8人。米国のデータと比べれば、日本で最悪の大阪府が全米ベスト1のエルパソやリンカーンと肩を並べている。日本の治安はま…

恩師、Pehda先生(290)

錨を持たない巨艦、ペーダ先生最初の授業を回想。授業が始まる30分以上前から話しているため、まちゃつはすっかりうち解けている。午後一番の授業に集まったのは、男女合わせて20名。先生が担当なさる、同レベルの別時間のクラスは40名だと伺ったから…

治安

米国の人口25万人以上の都市における、殺人事件の年間犠牲者数は以下の通り。2010年のデータを基に人口10万人当たりの犠牲者数で比較し、治安のレベルを覗いてみる。〈ベスト8〉 エルパソ(テキサス州)0.8 リンカーン(ネブラスカ州)0.8 プ…

State of Michigan(3)

1967年7/23に発生した黒人暴動が端緒となり、デトロイトでは凶悪犯罪発生が常態化。1970年代以降、「殺人首都」という有り難くない「称号」を賜っている。悪化の一途をたどる治安を嫌い、経済的に余裕のある層は次々と郊外へ転居。州内人口の8…

State of Michigan(2)

8/1付日記の続き。ミシガンに足を踏み入れた最初のヨーロッパ人は、フランス人探検家ブルレ。1618年というから、我が国では家康が亡くなって2年後のこと。2代将軍秀忠(1605年〜1623年在職)の治世下にある。1668年、スーセントメリー…

バーナード・ショー(2)

7/26付日記の続き。アイルランド生まれの劇作家でノーベル文学賞受賞者、熱烈な社会主義者にしてアカデミー脚色賞受賞者でもあるGeorge Bernard Shaw(7/26/1856〜11/2/1950)の2回目。ノーベル賞とオスカーのダブル受賞者は、バーナ…

恩師、Pehda先生(289)

ペーダ先生ご使用教材のPhilip Roth著“Goodbye Columbus”の3回目。まちゃつの迷訳で“Goodbye Columbus”冒頭部分を紹介する。イギリス人に比べアメリカ人は仮定法が大好きとは聞いていたが、冒頭からポンポン使用されてびっくりである。「私の眼鏡、ちょっと…

Confucius(21)

春秋時代の思想家、孔子(551B.C.〜479B.C.)の言行録から。不學詩、無以言。 不學禮、無以立。 詩を学ばざれば、以(もっ)て言うことなし。 礼を学ばざれば、以(もっ)て立つことなし。 『詩経』は処世訓に満ちている。『詩経』を勉強せずに世に出…

フォン・ブラウン(8)

大戦末期のヤルタ会談(1945年2月)から米ソの冷戦は始まっていたから、フォン・ブラウンが米軍に投降したことは上層部にとって「良い」知らせだったはず。身柄を確保すべきドイツ人科学者リストの最上位にランクされていたからである。米本土に移った…

フォン・ブラウン(7)

3月の公務中、運転手の居眠りが原因の自動車事故に遭遇。左手と左肩を複雑骨折する重傷を負う。手術が必要だったが、ギプスをしただけで病院を後にする。黒澤明監督作品『七人の侍』で村の長老が発する科白「命が危ない時に髭の心配をしてどうする!」の心…

まぎゃく

縮約と間怠っこさとが同居する今日この頃である。縮約の例。F舘I知郎に疎まれているのは、「正反対」ということば。頻りに「真逆」という代打を出す。「兄弟なのに、性格は正反対だ」と発言すべき場面なら、「兄弟なのに、性格は真逆だ」という具合。6音節…

恩師、Pehda先生(288)

ペーダ先生ご使用教材のPhilip Roth著“Goodbye Columbus”の2回目。主要な登場人物Neil KlugmanとBrenda Patimkinのプロフィールを紹介する。ニールはRutgers大学(ニュージャジー州では歴史のある名門)卒の23歳。ニューアーク市立図書館の係員として勤め…

フォン・ブラウン(6)

1944年6/6、連合軍がノルマンディー上陸作戦を開始。独軍の敗色が濃厚となる中、SS(武装親衛隊)による枢要な部門の直接統括が始まる。フォン・ブラウンの勤務するペーネミュンデ実験場でも、V2責任者は陸軍少将ドルンベルガーから親衛隊大将Hans Ka…