まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

恩師、Pehda先生(288)

ペーダ先生ご使用教材のPhilip Roth著“Goodbye Columbus”の2回目。主要な登場人物Neil KlugmanとBrenda Patimkinのプロフィールを紹介する。ニールはRutgers大学(ニュージャジー州では歴史のある名門)卒の23歳。ニューアーク市立図書館の係員として勤めているが、薄給に甘んじている。両親が転地療養中のため、叔母宅(グラディス叔母、マックス叔父)に同居している。周囲は市内でも労働者階級が暮らす地区である。一方、ニールが恋に落ちる相手のブレンダは、Radcliffe大学(マサチューセッツ州ボストンに所在する、ハーバード大学の姉妹校。ヘレン・ケラーの出身校であり、ラドクリフ大学の方がラトガーズ大学より格が上)に通う学生。夏休みのため帰省中。実家のあるShort Hillsは、郊外の高級住宅街。ブレンダの父親Benは、ニールと同じような環境で育ったものの、現在はシステムキッチンやシステムバスを扱う事業を立ち上げ成功している。ユダヤ系以外との付き合いが増え、パティムキン家は、アメリカ社会への同化が進んでいる。書名の『さようなら、コロンバス』は、ブレンダの兄が聴いていたレコードに由来。兄は運動に精を出すオハイオ州立大学(州都のコロンバスに所在)の学生で、物語の後半で結婚する。作者の隠喩であり、裕福なパティムキン家と決別するニールの心情の象徴だという。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


   蝉の声運び東へ抜けし南風
   猛暑忘るる還暦の朝


『せこい家、窮地かい?(セコイウチキュウチカイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:夏に乾燥、冬に少雨。