2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
キハ120系単両を“train”とは呼べない。連結すれば別だが“car”だろう。在来線の通常車両に比べ車体がやや小ぶり。全長は約16メートル。直6の11リッター330馬力エンジン搭載のバスといった風情である。実際にバスの部品を使用。乗降口の扉は折りた…
加茂・亀山間61キロは非電化で単線。ラッシュ時を除くと、ダイヤは1時間に1本。往復に3時間を要しないから、やろうと思えば3本の列車でやり繰りできる。どこから現れるか楽しみにしていた、加茂発15:42の亀山行きが姿を見せたのは7分前。亀山か…
儒教とは正反対の立場を貫く道家の始祖、老子のことばから。多言數窮。 多言なれば数々(しばしば)窮す。 しゃべりすぎる人は、行き詰まりを生じやすい。困った立場に追い込まれもする。性風俗業利用を米軍に働きかけて顰蹙を買った市長が、確か何処かにい…
英会話スクールの広告なのに、「マンツーマン」という表現はまずい。「1対1」の指導なら、英語では“one to one”。アメリカ人なら“one on one”と言うかも。“man to man”は「率直な」「腹蔵のない」とか、球技で守備や防御が「1対1」とかの意。話は変わっ…
Hatenaを利用し始めて間もなく5年。他と異なり広告とは無縁だったことがきっかけ。ガンガン流れている現在から見れば、嘘のような話。新規開店時のみバーゲンを実施。軌道に乗ったら「はい、それまでよ」の某薬局チェーンの真似か。利用者数が増加すれば、…
「企業経営などで上層部が業務の意志決定をし、下部へ指示する管理方式」と説明するのは『広辞苑』。1991年制作の『刑事コロンボ』を見ていたら、同じことばに出くわした。“You know,in all the years I've had this car,this is the first time I've ev…
老子は、春秋戦国時代の思想家。楚の苦県(こけん)曲仁里(現在の河南省)の人。周の守蔵室の書記官。乱世を逃れて関に至った時、関守の尹喜(いんき)の求めに応じて道(無為)を説く。以上『広辞苑』から。『老子』上下二巻を著した後、関を出て西へ向か…
14:53、平城山着。「へいじょうやま」ではなく「ならやま」だから、読みが難しい。一説では、藤原京から遷都した際の環境変化に由来。大和三山に囲まれた藤原京と異なり、新都が造営されたのは平坦な盆地。「均(なら)す」の意味を持つ「平」を新都名…
奈良駅を出た3408K加茂行きは、緩やかな左カーブの高架上を北西に進む。直線コースになりR24と併走し始めた頃、左手に宇和奈辺小奈辺(うわなべこなべ)古墳の濃い緑が現れる。傾きかけた秋の日差しを受けながら、ケトットン、ケトットン。窓外を眺め…
性善説を唱えた孟子(372B.C.〜289B.C.)のことばから。位卑而言高罪也。 位卑しくして言高きは罪なり。 高い地位の仕事に関し、その地位にない者が是非を論じるのは、罪を犯すのと同じである。 君子思不出其位。 君子は思うこと其の位を出でず。 君子…
消極的でやる気無し、自分に自信の持てない引っ込み思案が目の前にいるとする。何を問われても「分からない」“I have no idea.”ばかり。「まあいいや、どうだって」“Well,whatever.”を連発するところは『サアカスの馬』の主人公並みである。こんな子どもには…
最初に造られた大和川右岸のトンネルは、地すべりで崩壊。大和路線は不通となった。1932(昭和7)年のこと。本年4月下旬にも浜松市の茶畑で同類が発生したから、記憶に新しい。一見したところ崖崩れに似るが、全くの別物。地すべりは地下水の豊富な場…
田畑の代わりに戸建てやマンションが現れ、14:40に大和小泉着。駅から離れると、青空駐車場が月額7千円から5千円。安さにうらやましくなる反面、駅1分で車持ちの身が後ろめたくもある。金魚の養殖池が目立ち始める。KIさんご利用の近鉄橿原線高架を…
本年3/5付の毎日新聞記事から。 徳島大学病院で胃ガンと診断された女性が「数ヵ月」との余命を告知され、ショックから重い意識障害に陥った。満足な治療を受けられなかったため、1年後に死亡。女性の性格は臆病。家族が本人への告知を望んでいなかったの…
大和路線に乗り奈良方面に向かうチャンスがあれば、車窓から府県境を注意深く眺めよう。大和川の右岸を走っていた列車が、左岸に渡ったかと思うと再び右岸に戻って奈良へ向かうのに気付く。高井田を過ぎ、河内堅上に着く前のこと。大和路線が全通するのは、…
性善説を唱えた孟子(372B.C.〜289B.C.)のことばから。説大人則藐之。 勿視其巍巍然。 大人(たいじん)に説くには則(すなわ)ち之(こ)れを藐(かろ)んぜよ。 其の巍巍(ぎぎ)然たるを視ること勿(なか)れ。 権勢のある人を納得させるには、ど…
K小に転入した6年3組の担任。やせ形中背に二重のお目々。彫りの深い顔立ちから、口の悪い女子には「奥目」のあだ名をつけられている。三十歳くらいに見えたが、実際にはもう少し若かったかもしれない。同級生の親には政治屋もいたが、通知票は浮世のしがら…
14:33発の加茂行き大和路快速は1番線からの発車、と車内アナウンス。乗り換えのため、降車した3番線から跨線橋を使って駅北側に移動する。王寺町は人口2万2千人。奈良県北西部に位置する、大阪のベッドタウン。山の中腹まで新興住宅地が広がってい…
「おととい」と「おいで」をミックス。“Come day before yesterday.”とやれば、英語では訳ワカメ。だが、みんなが言い出せば、流行るかも?(まちゃつ、真面目に!)「二度と来るな」だから、直訳は“Never come here again.”となる。英語にも慣用句“Come whe…
親なら叱責して当然のシーンだったが、DQN夫婦は「神様」気分に浸っている。見積書に釘付けで、成り行きに任せるばかり。目隠しされ前方しか見えない馬車馬でも、耳くらいは聞こえている。己のガキの狼藉を止められないようでは、ウマ以下だろう。いくら「神…
オイル交換を頼みにHンダのディーラーを訪れた水曜午前のこと。ショールームで新聞を読んでいると、三十そこそこのカップルが入ってきた。年子か、学齢前と思しき2人を連れている。親の休日が水曜で、保育所に預けられずに済んだのかもしれぬ。愛想よく迎え…
ウィークデイの午後ということもあり、JR難波行き1427Tはがら空き。そろりそろりと五位堂に向かう。地名に「堂」が入っている。かつては神仏を祭る建物があったのだろうくらいに思っていたが、どうもハズレらしい。住吉区にある帝塚山古墳と関係する。被…
ピッチング気味に走行した105系と比べれば、高田から乗車した221系の乗り心地は格別。もっとも、和歌山線を低速走行しているからであり、目一杯の120キロを出せば話は別。舞子に出かけるのに乗車した際には、うるさくて二度と乗るまいと思った。ヨ…
性善説を唱えた孟子(372B.C.〜289B.C.)のことばから。養心莫善於寡欲。 心を養うは寡欲(かよく)より善(よ)きは莫(な)し。 精神修養には、欲望を少なくすることが最上の方法である。因みに「修養」は、「精神を錬磨し、優れた人格を形成するよ…
「不治の病に冒され死期が迫っている患者に、余命を告げるべきか否か」K小6年に転入した春、月曜1時限目の道徳がちょっとした討論会になった。真剣に考えさせられたから、半世紀が経過した今でも内容を忘れていない。もっとも、こんな「重い」テーマを児童…
健診無しでの加入可を謳ったり、持病持ちを歓迎したり、民間医療保険が花盛りである。健康な人に沢山加入して貰って保険料を吸い上げれば、事故も少ないから会社も儲かるに違いない。が、給付金増加に結びつきかねない、年寄りの病人や半病人をわざわざ呼び…
梅雨も一休みの午後、垂直長屋を這い出る。珍しく散歩でもしようかという気分である。活断層の成す緩やかな坂を上ると、200メートルで公園北口。普段なら通り過ぎるだけの入口だが、この日は香りに誘われて立ち止まってしまった。花壇から重い芳香を放っ…
(孟子の言うように)励むべき生業のない人は、常に持っているはずの善心を持たないものだ。困窮すると、人は盗みをする。政治が上手く行かずに、民に凍えや飢えの苦しみがあるのなら、罪人の絶えるはずがない。人を苦しめ、(やむを得ず)法律を犯すような…
高田駅を出た1427Tは、西2号踏切(勝手な命名)に達すると同時に高田川を渡る。ソメイヨシノが続く土手は、一部が公園となっておりシーズンには花見客で賑わう。よほど注意していないと見過ごしてしまう小さな踏切だが、懐かしい。T麻町に住んでいた頃…
親からのプレゼントか、頭の回転が遅い。うつむいてからぐるっと回すのに2,3秒かかる。(まちゃつ、それは「頭の回転」やない! 首の運動やっ!)真正面から左右を向いても90度がせいぜい。(当たり前や! フクロウや映画『エクソシスト』のキャラでも…