まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

M原弘先生

K小に転入した6年3組の担任。やせ形中背に二重のお目々。彫りの深い顔立ちから、口の悪い女子には「奥目」のあだ名をつけられている。三十歳くらいに見えたが、実際にはもう少し若かったかもしれない。同級生の親には政治屋もいたが、通知票は浮世のしがらみ抜き。教師としては少数派。大人のことばで言えば、「客観的妥当性」を持つ評価をしてくれる。茶話会で「中学では教師は教科別。嫌でなければ、入学後の成績を見せにきてほしい。通知票は公正につけたけれども、偏りがなかったか、反省材料にしたいから」とおっしゃったくらい。7月末に1学期の通知票を持参したのは言うまでもない。K小転入以前に在籍したT小やS小では、各科例外なく評定3のまちゃつ。少子化の現代から見れば嘘みたいな話だが、地域によっては1クラスに55〜60名の児童がいる。聞くところによると、ベテランが低学年を、中堅が高学年を、新米が中学年を担当したという。まちゃつの場合も例外ではない。3年と4年時は、教育大を出てすぐの女性教諭KとYに連続で当たった。担任には同情するが、多人数だとどうしても一人ひとりには目が届かない。殊に転入してすぐ転出する子どもなら、取りあえず3で処理したくなったとしても不思議ではない。だが、9回連続でオール3にされる側は堪ったものではない。得手も不得手もなし。まるっきりの特徴なしだから、ゆで玉子扱いである。もっとも、鶏卵には赤と白くらいの別はあるから、それ以下か。子どもでなくても、憂鬱になる。転入しても同じことの繰り返しだろうなァと思っていたら、意外にもM原先生の評価では4年ぶりに「5」や「4」が復活。お陰で大いに学習意欲が昂進した。1年間しか担当して貰えなかったが、まちゃつにとっては「恩師」の一人である。


   たわけ者退職金を減らすより
   肝心要は経済やろが


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『鯛貰って手入れもない(タイモラッテテイレモナイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:喜びや苛立ちでじっとしていられない。