2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
熊本から大阪に引っ越してきた頃のこと。1961年。逆さまから見ても、1961年と読めるのが話題になった年である。テレビには大阪弁が氾濫。59年に始まった、大村崑主演のバラエティー「頓馬天狗」が火付け役か。「おおきに」「あかんで」などは、全…
「名前を呼んでいる」という意味ではない。“name call”が「人をののしる、悪口雑言をはく」の意味だから、“name-calling”は「悪口を言ったり、相手を罵倒したりする行為」になる。家庭での兄弟喧嘩に対して、母親が叫ぶ科白。“No more name-calling!”「悪口…
小学校4年生の頃、大阪国際空港(現在の伊丹空港)へ学校から社会見学に出かけた。送迎デッキなどない頃である。柵越しに地上から飛行機の離陸するのを見る。YS-11のターボプロップエンジンも騒がしいが、ジェット旅客機のエンジン騒音は半端ではない。「…
“bury”「埋葬する」、“graveyard”“buryyard”「墓地」、“burial”「埋葬、土葬」、“cremation”「火葬」、“tomb”「墓」などが板書される。「米国では、葬儀の際にお金を包む習慣はない。近隣の人が亡くなれば、悔やみを言いに出かける。声を掛けられない状態で…
H高校では、大学受験に備え春夏冬には講習会が開かれた。中でも一番つらいのが夏。エアコンどころか扇風機もない教室は、まさに蒸し風呂。座っているだけで汗ばんでくる。生徒も大変だが、教える側の教師は立ってしゃべるから更に大変。しかも手弁当である。…
『古事記』は、江戸時代既に意味が分からなくなっていたらしい。それを解明することの重要性を賀茂真淵から指摘された本居宣長(1730年〜1801年)は、30年以上の歳月をかけ注釈書『古事記伝』を完成する。44巻。1767年起稿、1798年完成…
大腸は“the large bowel”、小腸は“the small bowel”と直訳でも通じる。“bowel movement”は“BM”とも略される。そのまま訳すと「腸の運動」だが、「便通、排泄物」の意味で用いられる。“Are your bowel movements regular?”だと、「便通はきちんとありますか?…
川端康成記念会の年譜に依ると、1899(明治32)年6月14日、大阪市北区天神橋に生まれている。父親は開業医。2歳の時、父親が結核で死去し母親の実家(黒田家)があった現在の東淀川区に移る。3歳で母親も結核で亡くなり、茨木市で祖父母に養育さ…
「日本の男性、特に父親はエゴイスティックに見える。子育ては夫婦の共同作業なのに、妻に任せきりで我関せずの態度は信じがたい。家事だって夫婦で分担するのが当たり前。会社の重役でもないのに残業したり、仕事が終わってからも会社の同僚や取引先の社員…
当時既に意味が分からなくなっていた「古事記」。33年をかけ、ライフワークとして注釈書「古事記伝」を完成。歴史上の人物の中でも稀有の存在。1730年伊勢松阪に生まれ、1801年9月29日逝去。木綿問屋を営んでいた小津定利の子。当時松阪は有数…
英語には、同じ韻を踏む意味のないことばが付くことがある。例えば“Jack and I are even-steven.”なら、「ジャックと僕は五分と五分だ」の意味である。“steven”には特に意味はない。子ども同士で言う“a silly billy”「お馬鹿さん」の“billy”も同様だ。“a thr…
本居宣長の随筆集。「勝間」は竹籠のことだから、「玉勝間」で目の細かい竹籠ということになる。目録を含めて15巻。1793(寛政5)年〜1801(寛政13)年の間に成立。自分の読んだ書物、古歌の解説、地名の考察、見聞談など千一項目からなるらし…
「さようなら」を広辞苑に当たると、「感動詞、元来、接続詞で、それならばの意」とある。「なり」は、〔なら|なり・に|なり|なる|なれ|なれ〕と活用するから、「左様」に断定・解説の助動詞「なり」の未然形「なら」がくっついたものだろう。「左様」…
「『君の言う通りだ』とか『絶対に〜する』『きっと〜する』など、相手への同意や、必ずあることをするという気持ちを強調したい時の表現に“You bet.”がある」ロングマン英英辞典からの引用。 “Are you taking the whole family?” “Sure,you bet.” 「家族全…
性別を問わない表現・言い換えが流行して久しい。「議長」“chairman”を“chairperson”とか“chair”とか呼ぶようになった。ことば狩りをするよりも女性議員を増やすなど実態を変えることの方が大切だと思うのだが、その内“yes-man”(上役の言いなりになる人)も…
リンカーンの命日である。1865年の今日、観劇中に後方より至近距離で撃たれたという。その2年前の、1863年7月1日からの3日間、ペンシルベニア州ゲティスバーグで南北戦争の勝敗を決する戦いがあった。南北両軍合わせて5万人が死傷した激戦。4…
The Titanicは4万6328t、イギリスの豪華客船である。1912年だから98年前の今日、濃霧の北大西洋を初航海中に氷山に衝突。翌未明沈没。乗客乗員2200余名の内、1500余名が死亡。世界最大の海難事故と言われている。当時は、乗客全員を収容…
江戸中期の儒学者(1666年〜1728年)。通称は惣右衛門。本姓は物部氏。江戸の人。初め朱子学を学び、後に古文辞学を唱道。家塾を開く。門下に太宰春台(儒学の経典や当時の中国語に通ず)、服部南郭(儒学者、詩人)らを輩出。中国風に物徂徠(ぶっ…
ペーダ先生から習ったshort stories第12弾。40年近く前の作品。離婚率が高いとは言えなかった当時の日本とは大違い。現在は、熟年離婚が大流行。妻から見れば、夫の存在そのものがストレスになっているとか、いないとか。“angel”が「純真無垢の優しい人…
「暖かい」という意味の“warm”には、「答えが正解に近い」という意味もある。“You are getting warmer!”とクイズ番組の司会者が発言すれば、「もうちょっとで当たり!」と言っていることになる。強調して“You are getting hotter!”とか“You are burning!”と…
K西学院が大学に昇格したのは、1932(昭和7)年。翌1933年、中学部のOB山田耕筰に新校歌の作曲を依頼する。作詞は、山田耕筰が友人の北原白秋に頼んだという。♪風に思う空の翼 輝く自由Mastery for Service 清明ここに道あり わが丘 関西、関西、関…
Y瀬まみがS友金属のコマーシャルに出ていた頃、科白に「やわらか頭してまーす!」というのがあった。鋼鉄などの金属を扱う企業だ。「堅苦しくなく、しなやかですよーっ!」「柔軟な考え方をする会社ですよーっ!」「融通がききますよーっ!」というようなイ…
武蔵、児玉の人(1746年〜1821年)。現在の埼玉県、北端の出身である。7歳で失明。盲人には認められていた高利貸しでしのぐ。15歳で江戸へ出て、琵琶、按摩、鍼治を習うも翌日には忘れてしまう有様で師匠には呆れられる。後に、賀茂真淵らに国学…
ペーダ先生から習ったshort stories第11弾。その前にちょっとだけ注釈を入れる。“co-ed”は「女子大生」、“elaborate”は形容詞だと「手の込んだ、精巧な」だが、ここは自動詞で「詳しく述べる」の意味。The young co-ed from Kansas State knows precisely …
地下資源の種類は多いが、まとまった量が確保できない日本は、「地下資源の博物館」とからかわれることがある。唯一の例外は、セメントの原料となる石灰岩。全国各地で産出するが、山口、埼玉、茨城などが著名。鍾乳洞は、その石灰岩地形が雨水や地下水の浸…
今思うと、ゾッとする。三十路を迎える頃まで、年に5,6回は風邪をひいていた。かかりやすい環境にあったのだろう。頭痛がしたり咳が出たりする。でも、三度の食事を摂るのと同じで当たり前のことと受け入れていた。多少しんどいなぁくらいでは仕事は休ま…
2009年の冬至、職場へと向かう途中でのこと。高層住宅の南面緑地帯にクロガネモチ、キンモクセイなどの常緑樹の中に混じるメタセコイア6本。5m超まで生長している。メタセコイアは、スギ科の針葉樹なのに落葉する。冬季にはちょっとみすぼらしい。悪…
KM叔父は、宮崎空港近くの大規模新興住宅地K花台に住む。200坪のゆったりした敷地にはちょっとした農園もある。母屋玄関のホールだけでマンションのまちゃつの住む区画に匹敵。春のキャンプでは、ジャイアンツの選手達が家の横の公園までマラソンにやって…
ペーダ先生から習ったshort stories第10弾。因みに、くしゃみの擬音語「ハクション!」は、英語では“Atchoo!”(アチューッ!)となる。それぞれの職業にくしゃみの音が含まれており、洒落になっている。でも、洒落は残念ながら、翻訳不能ターイ。It is sai…
2009年1/12(月)、GTAやNHさんに勧められ日記を書き始める。「三日坊主」にだけはなるまいと決意し、最初は最低でも1週間は書こうと心に決める。更に1週間、もう1カ月と続けるうちに気がつけば半年が経過。続けられたのは、「恩師、Pehda先生」…