まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

豚小屋の番人

性別を問わない表現・言い換えが流行して久しい。「議長」“chairman”を“chairperson”とか“chair”とか呼ぶようになった。ことば狩りをするよりも女性議員を増やすなど実態を変えることの方が大切だと思うのだが、その内“yes-man”(上役の言いなりになる人)も“yes-person”となるのかもしれない。「スチュワーデス」“stewardess”も“flight attendant”が当たり前になっている。女性を表す接尾語“-ess”が付いているからであろう。話は変わるが、映画「許されざる者」の中で、貧農役のクリント・イーストウッドが、飼育しているブタを移動させるのに苦闘するシーンがある。ブタは本来なかなかのきれい好きらしいが、主人公が家畜と同様泥水にまみれて働く場面にはリアリティーがある。「豚小屋」は英語で“pigsty”。「小屋」を意味する“sty”と「監視、番人」の意味の“ward”がくっついて出来た語が“steward”。「スチュワーデス」は、女性版「豚小屋の番人」ということになる。U中出身の「アテンダント」Sさん(ファーストクラス担当)の話では、女性乗務員の靴が自分の靴に接触しただけで怪我をしたと大騒ぎする乗客も存在するらしい。そんな輩と比べられたら、ブタの方が憤慨するだろう。航空会社が「スチュワーデス」という語を使用したがらないのもうなずける。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『鰤、熊、スイス(ブリクマスイス)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ケーキが売れる。