まちゃつの徒然日記

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『古事記伝』

古事記』は、江戸時代既に意味が分からなくなっていたらしい。それを解明することの重要性を賀茂真淵から指摘された本居宣長(1730年〜1801年)は、30年以上の歳月をかけ注釈書『古事記伝』を完成する。44巻。1767年起稿、1798年完成、1822年刊行終了。国学の根底を確立し、幕末には幕政批判の根拠として機能した書物であり、宣長のライフワークとも呼ぶべき労作。彼の生活した時代、政権中枢にいたのは田沼意次(1719年〜1788年)や松平定信(1758年〜1829年)である。飢饉とそれに伴う一揆が多発。不穏な時代だからこそ、古き良き時代の姿を「古道」として理想化したかったのかもしれない。『源氏物語』の本質は「もののあはれ」にある、と述べたことでも知られる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『わたし勝ち(ワタシカチ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:首都圏都市名。