まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

Douglas DC−8

小学校4年生の頃、大阪国際空港(現在の伊丹空港)へ学校から社会見学に出かけた。送迎デッキなどない頃である。柵越しに地上から飛行機の離陸するのを見る。YS-11のターボプロップエンジンも騒がしいが、ジェット旅客機のエンジン騒音は半端ではない。「キィーン」という耳をつんざく金属音は、当時を知る人にしか分からないだろう。現在とは雲泥の差。両耳を手で塞いでも、まだうるさい。プロペラ機の離陸角度は地面に対して15°くらいの印象だったが、ジェット機は離陸速度が速いだけではなく、上昇角度も急で30°。尾翼に鶴のマーク、みんなの憧れ日本航空である。ひときわスマートで優美なその機体がダグラスDC-8であった。「空の貴婦人」60シリーズは、全長48m、全幅45m、航続距離8500km。ファーストクラス32席、エコノミー116席。4発ジェット。3/5の日記「B-707」の対抗機種である。フライトスポイラーは装備されていない。飛行中の減速は、内側2基のエンジンを逆噴射して行うという変わり種。着陸直前にこの逆噴射装置を作動させたため、福岡発羽田行き日本航空350便が滑走路手前に墜落。乗客24人が亡くなった。1982年2月9日のこと。機長は心身症を患っていたとか。ボイスレコーダーには、「機長、やめてください!」と叫ぶ副操縦士の声が残されており、当時「やめてください」「逆噴射」が流行語になった。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『おかきくん、ピリッ(オカキクンピリッ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:次回はロンドン。