まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

岩橋山

KM叔父は、宮崎空港近くの大規模新興住宅地K花台に住む。200坪のゆったりした敷地にはちょっとした農園もある。母屋玄関のホールだけでマンションのまちゃつの住む区画に匹敵。春のキャンプでは、ジャイアンツの選手達が家の横の公園までマラソンにやってくるという。23年前、まちゃつが奈良県のT麻町に住んでいた頃のこと。そのKM叔父の別宅が西隣にあった。山歩きが趣味だから、しょっちゅうハイキングに誘ってくる。仕事に追われ時間貧乏をしているまちゃつは、いつもお断りしていた。ところが、5月の連休の半日、午前中をつぶして裏山に登ろうと誘われた。運動不足は体に悪いとアドバイスされる。いつも断ってばかりじゃ愛想がない。渋々登ってみることにした。裏山というのは、岩橋山。大和葛城山二上山との間にあり、標高は658.8mである。六甲山でも遭難する人がいる。念のために磁石に地形図(二万五千分の1)を用意。登山道は幾つかあるようだ。大きめの魔法瓶に氷とお茶をたっぷり入れて10時前に3人で出発。叔父は20歳以上も年上なのに健脚家。直ぐに頂上へ着くと思っているのだろう。水筒は持参していない。歩くのが速い。山登りが始まる前、集落の中の上り坂で引き離されてしまう。息が切れる。やっと登山道と思しき所に着いてみると、一面のクマザサ。尾根筋を登るのが登山の鉄則なのに、見通しが利かないまま、沢伝いに道なき道を登る。登山道は全く整備されていない。岩がゴロゴロ、倒木が至る所にあり、登るのに手も使用。難渋を極める。重いので、大きな水筒を持ってきたことを後悔。1人でも怪我をすれば遭難しかねない。戻ろうと提案したが、休憩すれば大丈夫、登れるの一点張り。見通しは全然利かないまま。8割は登ったかと思われた頃、汗びっしょりで大休止。後から考えると中間地点だったか。3人ともまちゃつの冷たいお茶で生き返る。悪戦苦闘の末、想定の倍以上の時間がかかり、二上山から葛城山に至る縦走路にたどり着く。正直ホッとした。竹之内街道に出る道は整備されており標識もある。帰りは下りばかりで話も弾んだ。でも、あの重たい水筒がなければ危ない登山であった。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『蜂らしい(ハチラシイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:首都圏都市名。