まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

塙保己一(はなわ・ほきいち)

武蔵、児玉の人(1746年〜1821年)。現在の埼玉県、北端の出身である。7歳で失明。盲人には認められていた高利貸しでしのぐ。15歳で江戸へ出て、琵琶、按摩、鍼治を習うも翌日には忘れてしまう有様で師匠には呆れられる。後に、賀茂真淵らに国学を習う。2度読んで貰えば忘れなかったというから、実技と違って記憶力は神業に近い。和漢の学に通じ、盲人の最上級の官である検校(けんぎょう)から総検校に出世。幕府保護の下に、和学講談所を建て、門下に碩学を輩出。特筆すべき業績は、我が国の古書を寄せ集めた『群書類従』を編纂したこと。正編531巻、667冊。続編1150巻、1185冊。古事記を始め、古書の研究が可能なのは彼のお陰である。現代の高利貸し、サラ金の背後に見え隠れするのは、盲人のような弱者ではなくメガバンク。江戸時代のシステムも捨てたものではない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『菓子寄こす(カシヨコス)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:首都圏都市名。