１４：５３、平城山着。「へいじょうやま」ではなく「ならやま」だから、読みが難しい。一説では、藤原京から遷都した際の環境変化に由来。大和三山に囲まれた藤原京と異なり、新都が造営されたのは平坦な盆地。「均（なら）す」の意味を持つ「平」を新都名に採用することになったらしい。だが、漢字一字の地名は中国では稀。「先進国」に倣い都を表す「城市」の「城」を加え、「平城」となる。「平（なら）」した所にある「城」という訳。今馴染んでいる「奈良」の方が、むしろ当て字なのだそうだ。学研都市線、奈良線との分岐となる木津を過ぎると、２２１系は東に向きを変える。人家の消えた車窓を堪能していると、突如むき出しの地肌が現れた。宅地開発だろう。木津川市の人口は７万人を超えて漸増中。伸び率は京都府内で１位とか。快速利用なら、天王寺へも京都へも共に４０分くらい。通勤が便利な上に土地の割安感も手伝っての人口増だろう。トンネルを抜けると民家がちらほら。１５：０４、加茂着。駅前に２０階建てほどの大きなマンション。出発後５時間半が経過。ベンチに腰掛け、ビールとサンドイッチで２度目の食事に及ぶ。保冷剤で包んでいたため、持参のビールはまだ冷えている。
「大いくさ」
三度超えれば
耳にたこ
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『生、冷蔵庫（ナマレイゾウコ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：人並みに生まれつかない。
