１９６７年７／２３に発生した黒人暴動が端緒となり、デトロイトでは凶悪犯罪発生が常態化。１９７０年代以降、「殺人首都」という有り難くない「称号」を賜っている。悪化の一途をたどる治安を嫌い、経済的に余裕のある層は次々と郊外へ転居。州内人口の８割が白人であるにも関わらず、デトロイト市内に限ると居住者の８割超がアフリカ系というインバランスが生じている。市長も議員の多数もアフリカ系。貧困率、退学率も高止まり。侍の伝統で肝が据わっているからか、それとも市当局からの要請に抗しきれないからか、日本総領事館はダウンタウンに留まっている。デトロイト・タイガースの本拠地コメリカパークから南へ１キロほど行った、ルネサンス・センターが入居先。タワー４００の１６階にあるそうだが、在留邦人の顰蹙を買っていないか心配になる。昼間は賑やかだが、夜間の一人歩きは厳禁とされる地区にあるからだ。深夜など、乗車して通過するだけでも危ない。駐車や信号で停止の際、銃で脅され金品を奪い取られる事件が頻発しているから、と広報するのは当の総領事館HP。ミシガン州は、全米で初めて死刑を廃止した歴史を持つ。１８４８（嘉永元）年のこと。１６４年前の理想は、現代の一部市民のモラル劣化を予想し得たであろうか。凶悪犯罪が激増しても、死刑復活は話題にさえ上らないという。
おさなどきつばめはやぶさ眺めしは
老いてははるかくろしおぞ聞け
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ぼけネコ、マナ（ボケネコマナ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：目を覚ました直後の目つき。
