まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

生ひさきなく、まめやかに(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十一段。
「宮仕えを経験し、いちおう、世間を見たあとで家庭におさまるというのなら、それはよいケースだと思う。同じ受領の妻であっても、宮仕えの体験者なら、たとえば娘を五節(ごせち)の舞姫としてさしだすような場合、様子を知っているからあわてはしない。しかし、勤めに出たことのない妻だと生活感覚からして泥くさく、舞姫に関するしきたりなどもいっこうに不案内なため、他人にたずね回るような醜態を演じかねない。とかく女は、若ざかりの一時期、宮仕えにあがって感性をみがくべきだ。それをしてこそ心憎い、シックな女性ができあがるというものである」
受領:前任者から事務の引き継ぎを受ける意。諸国の長官。任国に行って実地に政務をとる国司の最上席のもの。遥授(ようじゅ)の国守と区別する称。
五節の舞姫:大嘗会(だいじょうえ)・新嘗会(しんじょうえ)に行われる舞楽舞姫。公卿・殿上人・受領の家から合計五人が選ばれる。儀式は、毎年陰暦十一月中(なか)の丑(うし)の日から四日間にわたり催される。


   争いを煽り喝采浴びる「今」


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『姪、ダンス部員(メイダンスブイン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ハラッパ