池泉「回遊」式のはずであるが、池を眺められるのは主に東側からのみ。周りを巡ることは許されないから、万博公園の日本庭園以下。もちろん、三名園や足立美術館の出来には遠く及ばない。散策は北側に位置する百花苑で我慢しろ、というのが本音か。錦鯉は見事。正面奥にある２つの岩は、登竜門の故事に因むとか。曹源池北端から南西方向を眺めるのが、個人的には最高。嵐山を借景にできるから。百花苑への途中、振り返って大方丈を見上げる。入母屋瓦葺き屋根の曲面が美しい。ただし、これも明治に入ってから再建されたものだという。百花苑で目についたのは、スイフヨウ。白もピンクもよいが、白からピンクへのグラデーションが殊に素晴らしい。朝は純白、午後に淡い紅色、夜には赤みを帯びるらしい。漢字では「酔芙蓉」。飲酒後に赤みを帯びていく顔色に似ているのが、名前の由来という。キキョウの青紫色やハギの紅紫色も印象に残る。
「所有権」
巡って争う
Nova残滓
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『引くの痛い（ヒクノイタイ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：神無月の祝日。
