用心深く且つ確実に接近してくるのは、ハシブト。「招かれざる客」という自覚は持ち合わせていない。地上からも樹上からも十数羽がじわじわと間合いを詰めてくる。１０メートルくらいまでは接近を許すが、それより内は大きめの足音を立てて追っ払う。ちょっと離れた枝に移って様子見を決め込むが、再び押し寄せてくる。「貰えない」ことがはっきり理解できるように突撃して威嚇すると、樹上に避難。未練がましく眺めている。食パンは５分ほどで無くなり、「臨時」レストランは閉店する。が、捨てる神あれば拾う神あり。世の中は不思議。ゴミをあさる「ならず者」黒装束集団にわざわざ餌をやる御仁を少なからず見かける。名付けて「カラス仙人」。単独行動を好み、ペットは連れていない。「ウメボシ」の場合がほとんど。無聊を慰めに来るのだろうが、カラスが集まるところに小鳥は近づけない。必然的にプレゼントを独占できるが、頭は良くても浅ましい。「知足」の境地を求めるには無理がある。自転車で帰る「仙人」の後をしつこく追いかけては、近くの樹木に先回り。長居公園には、餌を催促するハシブト軍団も存在する。
ホームズを
生んだ繁盛
しない医師
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『靴、合致（クツガッチ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：力士が相撲に負ける。
