まちゃつの徒然日記

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ことばなめげなるもの

「宮のめの祭文よむ人。舟こぐものども。雷鳴の陣の舎人。相撲」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二百三十三段。
「言葉遣いのぞんざいなもの。祝詞(のりと)など読む巫女(みこ)のたぐい。舟を漕ぐ水夫(かこ)。雷鳴のさい、近衛府に詰める舎人(とねり)ども。天覧競技のため、諸国から召し寄せられた角力取り」
「なめげなる」は、形容動詞の連体形で「無礼な、無作法な」の意。「近衛府」は、宮中の警固や行幸の警備にあたる令外の官。左右があり、それぞれに大将1名、中将1名、少将2名を充てた。大将は、武官のトップ。今なら、制服組トップの統合幕僚会議議長といったところ。少納言が言葉遣いの悪さを嘆いているのは、これら幹部の配下である下級官人。左右それぞれに600名が所属したらしい。やり玉に挙げられているのは、巫女も含めて下々ばかり。皇后定子のお側にお仕えする立場から見ると、位階も経済力も比べ物にならないくらい低い人々である。食べるだけできゅうきゅうの暮らしにデリカシーを求めるとは、少納言も酷なことを言うものである。


   白山を
   眺めた後の
   生駒低ッ!


それでは、本日のシャッフルクイズ。


大東市、良き市よ(ダイトウシヨキシヨ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:朝廷、公家、寺社を監視。