当今、入れ替え制ではない映画館は珍しい。鑑賞途中に出たり入ったりする客がいると気が散るから、当然の成り行きだろう。ビデオが普及する以前、“double feature”「2本立て」や“triple feature”「3本立て」の映画館が存在した頃のこと。上映中にふらりと入っていき、同じ場面になったら出てくるという鑑賞スタイルが一部にあった。出るタイミングで吐く科白が“This is where I came in.”「私が入ってきたのはこの場面だ」「この場面はもう知っている」。転じて、相手が既に話したことを再び繰り返した場合などにも用いられる。若者同士で使う分には何の問題もないだろう。が、シルバー世代には控えた方が無難。副作用を持つからだ。熟年は、繰り言が多い。下手に使用すると、コミュニケーションそのものの拒絶、と受け取られかねない。身近にも加害者が一人いる。
爪切れば
町長その後は
鼻血出ず
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『慈善家子牛売り、暇手に入れ(ジゼンカコウシウリヒマテニイレ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:偶然良い方に導かれる。