デパートや商店のバーゲンではなく、我が家の「酒蔵」の話。「酒蔵」といっても、垂直長屋暮らしが勝手にそう呼んでいるだけ。独立した部屋ではないし、いわんや建物ではない。本当のところは、食器棚の一角を占めるささやかなスペース。ボトル１４、５本で「満員」となる。扉を開けて家飲みのモルトが４，５本も「鎮座」していれば、白髪頭から自然に笑みがこぼれ出す場所である。宿泊を伴う遠出が近づくと、控え組の「命の水」に「出撃命令」が下る。小腹が空いた深夜にちびちびやりたくなるからだ。（依存症やろッ！）スポーツ選手なら、控え組に劣るレギュラーはあるまい。が、「酒蔵」では正反対。控え組は最低でも１２年で、大半がシングルモルト。中には２５年物の希少種も交じるが、「ユキチさん」と交換で連れてこられた「子」らが大きな顔をしている。
梅雨のまま
秋を迎えた
甲午
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『マジの勇士（マジノユウシ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：阿呆の異称。
