まちゃつの徒然日記

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思い込み(2)

我が庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
小倉百人一首所収、喜撰法師作の和歌である。旺文社古語辞典に依れば、「私の庵は都の南東にあって、そのように(世の中をつらいと思って)住んでいるのです。それで世の中をつらいと思う宇治山だ、と人は言うそうですね」が歌意。「うぢ山」の「う」に「憂し」の「憂」をかける。「しか」は「然(しか)」で、そのようにの意、とある。とほほ、と言うしかないが、まちゃつはずっと「しか」を「鹿」だと思っていた! 喜撰は、生没年未詳。弘仁(810年〜824年)頃の歌人山城国乙訓郡の人。出家して醍醐山(伏見区東部にある山、450メートル)に入り、後に宇治山に隠れて仙人となった、という伝説がある。これでは、高野辰之作詞『故郷』「♪兎追いし彼の山、小鮒釣りし彼の川…」中の「追いし」を「美味し」と思い込んでいる人を笑えまへんな、まちゃつ!


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『爺さん、手(ジイサンテ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:モーツァルトの如き人物。