まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

南港魚釣り園

ゴールデンウィーク明けの月曜日、初めて出かけてみた。南北方向に700メートルに渡って延びる岸壁に、その日の釣り人はまちゃつを含めて6人と極めて少数。がらんとしている。人がいないからルンルン気分。利用は無料。釣果があれば最高だが、たとえ釣れなくても糸を垂れているだけで楽しい。水上警察のパトロールか、小型艇が目の前をゆっくり北進していく。沖には貨物船が8隻。黄砂のため六甲の山並みは見られない。背後の東側には、関電南港発電所を囲む樹木が続く。まさかの際の発電燃料流出に対処するためか、堤防状の盛土に樹木が密生。土鳩、ツバメをたまに見かける。ハシブトはうるさいだけ。発電所構内にある白ネギ君(巨大煙突)からは白い煙がかすかに北東方向へ流れる。南西の風故、関空へ着陸する大型機が北から南へと降下していく。普段と方向が逆である。機影が大きい。そんな調子であるから、餌のイソメは取られ放題。取られるだけなら良いが、ガシラは餌だけをくわえ込むと穴の中に針を放置。しょっちゅう岩に引っ掛かる。軽く引っ張ったり、緩めたりで上手く外れるので大事には至らない。1時間ほど経った頃、帰り支度を始めた老釣り師に声をかけられる。岸壁の北端に陣取っていた人物で、背は低く太っている。帽子の効果か、あまり日焼けはしていない。釣果を尋ねられたから、ゼロだと答える。小太りは、ガシラを釣ったという。管理人からもガシラを狙うように言われていたが、実物を拝んだことはない。見たい旨伝えると、爺さんは機嫌良く荷造りを解き始めた。トフコさんを呼ぶと、小型のクーラーボックスの中から姿を現したのは、カサゴ! タッパーに水を入れて冷蔵庫で作ったと思われる氷とともに、15センチくらいのカサゴが10尾こちらを見上げている。ガシラはカサゴの方言だと初めて知る。再度荷造りを始めた名人は、釣り方を得意気に説明してくれる。腕の良さを褒めると、「要は釣り方だよ、釣り方」。自慢するのも忘れない。「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず」孔子のことばをビア樽に話しても無駄だから、頭の中で唱えるだけにする。風の強さにさほどの変化は見られないが、波頭が白くなっている。時折しぶきもかかる。開始から90分が経過。夕刻まで継続する予定だったが、切り上げることに。洗顔及び手洗いを済ませ、車内で弁当を開く。釣りよりこちらが楽しみだったりして。駐車場の利用料は、1日800円アル。波浪注意報が発令されると、魚釣り園は閉鎖されるトヨ。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『加点痛い(カテンイタイ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:長方形を…すると円柱。