まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

バンカ島・ビリトン島

世界国勢図会(2011年版)に依れば、スズの年間産出高は34万トン。1位が中国で15万トン、2位インドネシア7万7千トン、3位ペルー3万6千トンと続く。金属の接合剤はんだは、鉛とスズの合金。鉄板にスズをメッキすれば、ブリキの出来上がり。また、弥生時代に出現した銅鐸は、銅とスズの合金である。近年はインジウムとの酸化物が、有機ELや液晶ディスプレイの電極に使用されているとも聞く。両島は、インドネシアの首都ジャカルタから北へ約300キロメートル。太平洋戦争初期、西に位置するスマトラ島パレンバン油田とともに、日本軍が資源確保のため占領した島である。インドネシア産出のスズの過半をここで占める。赤道直下に位置するため、熱帯雨林に覆われる。バンカ島の方が大きくて、1万2千平方キロメートル。新潟県ほどの広さでほぼ平ら、いちばん高い山でも生駒山クラス。一方のビリトン島は4千8百平方キロメートルで和歌山県くらい。こちらも平らで信貴山クラスが最高峰である。露天掘りで西部の都市、タンジュンパンダンから船積みされる。日本のスズ輸入は、近年4万トン程度。インドネシアが最大の輸入相手国である。東日本大震災後の原発廃止への流れが目立つ中、インドネシア原発を推進。バンカ島にムントク(4基)とシンパンリンバ(4基)の計2ヵ所を建設予定と聞く。6/28(火)付読売朝刊。停電が日常の地域では、経済発展は無理。電気を欲しがる気持ちはよく理解できる。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『レジ神殿(レジシンデン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:エレクトロニク・アヴン。