自習室

Y中たこ焼き君にエールを送るファンタジーの２６回目。
自習室と寝室とが通路を挟んで向かい合っていた旧学生舎。構造上、通路に採光がない。陰気臭さを払拭するためか、新学生舎の通路は建物の外側を通す設計となった。窓からの採光に加え、天井には照明付き。廊下が随分明るい印象に変わったという。壁の塗色は薄いグレー。一見すると、中庭付き４階建て小学校校舎といった感じだが、教室の代わりに定員８名の寝室と自習室とが隣り合わせに並ぶ。自習室を覗く。廊下と似た塗色の壁に造り付けの書棚が４つ設えられ、それに向かう形で机と椅子（肘付き！）が配置されている。同様のレイアウトが背中合わせにも存在するが、ゆとりがあるから窮屈ではない。机上にノーパソやプリンターがあるのは、一般大生と同じ。隣の机との間には、高さ１メートル余の「目隠し」がそびえる。上半分がライトグリーン。くすんだ塗色だが、無彩色が幅を利かす室内に数少ない彩りを添えている。男子学生の部屋だからか、潤いがない。一輪挿しでもよい。気分が和らぐだろうに、と思った次第である。

　　　ぶつけても
　　　痛くないはず
　　　空頭蓋

それでは、本日のシャッフルクイズ。

『ノロ怖がる医師、挑む（ノロコワガルイシイドム）』

今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：普段ならどうってことがない些細なことが気に障り、怒りっぽい状態にある。