青山羽根交差点まで２キロに近づく頃、R４２２は伊賀鉄道を横切る。もちろん、立体交差ではない。軌道が概ね南北方向のため、比土駅の南で踏切を渡る。踏切付近だけ東西方向を向くR４２２を地図で見ると、南側に「京都大学IGAキャンパス」の記載がある。どんな所か楽しみにしていたが、実際に来てみると道路右手にそれらしき建物は見当たらない。小屋がある程度で、どう見てもただの空き地である。話が飛ぶが、比土駅から北東に４００メートルほど歩いた所に、城之越（じょのこし）遺跡がある。古墳時代前期に祭祀が執り行われていた場所とされる。湧水点三ヵ所から引いた小川をまとめて大溝を築造。石組みや立石で修景し、木津川に注がせる構造は「日本庭園のルーツ」とも呼ばれる。平成３年の発掘により、竪穴住居跡や掘立柱建物跡８０棟近くを確認。祭祀に用いられた土器や木製品が大量に出土した。平成５年には国の名勝及び史跡に指定され、公園として整備が進む。城之越学習館（入館料２００円）には出土品の展示もある。何も見当たらない「IGAキャンパス」だが、２３年前の発掘調査と関係があるのかもしれない。
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それでは、本日のシャッフルクイズ。
『八尾の幸子いいさ（ヤオノサチコイイサ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：たやすくできる。
