吉田兼好著『徒然草』二百四十二段から。
逆境時は苦しく順境時は楽しいという具合に、人は常に環境に支配される。苦を去り、楽を求めようとするが故である。ここで言う楽とは、好み愛することである。人は楽を求めることを寸時も止めない。その第一は、名誉欲である。名誉には行状と才芸の二種類がある。第二は、性欲。第三は、食欲である。人は様々な欲を持つが、この三つに勝ることはない。この三欲は、楽を苦と思うが如く真実を逆さに見る考え方から起こる。そのためにたくさんの煩悶が生じる。だから、楽は求めないのが一番よろしい。
３０歳で亡くなった友人、T山の欲に関する口癖。「人は、食欲、睡欲、性欲の三つからは逃れられない」
「ご近所」のまつりごとに対する欲は、凄まじい。我が国とは対極。差詰め「政」欲といったところか。欲のレベルを下げると、苦しみのレベルも低くて済むのに…。
大根炊き食わすぞ拝観料払え
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『工具を残し（コウグヲノコシ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：どうにかこうにか暮らしている。
