まちゃつの徒然日記

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鳥は(5)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』四十一段。
「もっとも、こんなことを言って私が鶯をけなすのは、彼らを愛し、声にしろ姿にしろを高く評価しているからである。人間だって、世間的な信用を失い、落ち目になった者など、だれもことさら問題にはしない。相手の能力を買っていればこそ苦言を呈したくなるわけで、鳶や烏ならどんな変てこな声で鳴こうととがめ立てする気など起こらないのだ。『すばらしい鳥』と折り紙ついた鶯なので、つい不満を口にしたくもなるのである。そうは言っても、時と場合によっては夏の鶯も捨てがたい。いつだったか、賀茂の祭りの翌日、斎王還御の行列を見ようと思って、雲林院・知足院あたりに車をとめていたことがあった。すでに初夏だし、ほととぎすがわがもの顔に鳴き交わすのに触発されて、茂り合う梢のあちこちで鶯も声を合わせて唄っていたが、さすがにこの合唱はおもしろく聞きなされた」
ウグイスネタが締まりなくだらだらと続く。四十一段のこの部分はかなり退屈。少納言らしい歯切れの良さは、残念ながら影を潜めている。


   究極の「ベホマ」パサパサ肉にあり


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『森の頭がバラ(モリノアタマガバラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:ハーパー・リー作。人種差別と闘う弁護士。