「控えの子」というのは、押入れで眠ったままのS社製掃除機。３０年前の紙パック式で、使用されたことがほとんどない。当時の最上位機種故か、樹脂製直方体の割と立派な箱に収まっている。掃除の度に、本体、ヘッド、ホース、継ぎ手を取り出す必要があり、一々組み立てなければならないのが少々面倒。「ベンチを温めている」理由である。眠っていたため「実家」が台湾メーカーの傘下に入ったことはご存じない。久しぶりに出場機会を与えると、大喜び。鉄道のガード下でしか経験できないほどの「声」を出した。長居公園のクマゼミといい勝負であり、近所迷惑なレベル。だが、そんなことに構ってはいられない。毎朝１０分〜１５分の活動を命じる。「声」がでかい分、「大漁」を期待してのこと。１週間後に紙パックを覗くと、肝心の埃はほとんど溜まっていない（T_T)。どうやら、そのまま吐き出していたようだ。もうろくしてしまっているのに、「勤務」を続けさせる訳にはいかない。電気はただではないから。
二十間すぐ側になるBの声
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『人生散らせ、言いそう（ジンセイチラセイイソウ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：遺伝子組成が等しい。
