まちゃつの徒然日記

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鳥は(4)

杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』四十一段。
「それに鶯が、夜まったく声を出さないのも、いかにも寝くたれているようでみっともない。もっともこれは生まれつきなのだろうから、いまさら言ってもはじまらないが、春が去り夏が逝き、秋の末になってもまだ、老いぼれ声で唄いつづけるのは残念な気がする。山賤(やまがつ)など下々の者にまでしまいには侮られ、『虫食い』の異名で呼ばれる始末になるのも、ひとごとならず口惜しい。雀みたいに一年中、民家のそばで同じようなさえずりを聞かせている鳥ならば、どうということもないのだ。でも鶯は、春の景物である。新玉の年たちかえる新春に、妙音を聞かせてくれるからこそ、珍重されて歌や詩にも詠まれるのに、なぜ春だけに限って鳴かないのか。興趣も、それでこそ増すだろうに…」
毒にも薬にもならぬ話が続く。「春はあけぼの」で知られる少納言の「切れ味の良さ」はどこへやら。切れぬ包丁で二度切り三度切りし、せっかくの「食材」を台無しにしているように思える。


   休診日増やして楽医師泣く患者
   パートの看護師実入りじり貧


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『園児以下(エンジイカ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:徳川家墓所