まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

江戸の酒

青木直己著『下級武士の食日記』NHK出版から。
「現在でも、仕事を終えた後に飲む一杯の酒は私たちの楽しみ、明日への活力を与えてくれます。その事情は勤番侍も一緒です。江戸における酒は、長い間池田や灘から運ばれるいわゆる下り酒がもてはやされ、江戸時代後期には年間百万樽の酒が船で江戸に運ばれたと言います。しかし、『江戸自慢』によれば、江戸の酒でも上等なものは口当たりも良いとしていますが、値段が非常に高く、その上酔いが醒めるのもいたって早いということです。二日酔いの心配は無用ですが、鯨飲(おおのみ)の人間は、たちまちに財布の底が空になって、しまいには借金の淵に沈むと飲み過ぎに注意を喚起しています。昔も今も飲み助の事情は変わらないようで、耳の痛い話です。原田氏は、安価な火酒(しょうちゅう)を半盞(はんさん:「盞」は盃の意)も買えば肴もいらず、酔いも長く続いて土器に盛った味噌の肴も倹約になって経済的だと力説しています」
酔い醒めが早いのは、水で薄めていたからか? 落語『七度狐』の一場面を連想してしまう。三名酒「じきさめ」「にわさめ」「むらさめ」が登場。飲んだ先から直に醒めるのが、「じきさめ」。庭に出ると醒めるのが、「にわさめ」。村外れに行く頃に醒めるのが、「むらさめ」。「水臭い酒」ならぬ「酒臭い水」のレベルなのだという(T_T)。
Happy birthday,THさん!


   「壊し屋」が露呈し頼みは知事ひとり


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『伊勢きしめん(イセキシメン)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:立場や主張が明瞭。