杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』二十二段。
「また、かならず来るはずの客人のもとへ、わざわざ迎えの車まで出し、いまかいまかと待つうちに、どうやら門内に入ってきたらしい音がする。そこで家じゅうが戸口まで出てみると、牛飼いめ、さっさと車を車庫に引きこみ、轅(ながえ)をガタンと下へおろす。『いったいどうしたの? お客さまは…。おつれしないのかい?』『今日はご都合が悪いそうです。お越しになりませんよ』と言いざま、牛だけ車からはずして、引き出して行ってしまうのを見ると、興ざめを通りこして腹だたしくなる」
八つ当たりされる牛飼いに同情。少納言は、片付けを報告よりも優先したことに腹を立てているのだろうが、客人が来ないのは、牛飼いの責任ではない。
判決も「認知症」気味一二審
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『味噌売り、悪戦(ミソウリアクセン)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:セヴァストーポリ攻囲。