「松の木。秋の野。山里。山路。鶴。鹿」
杉本苑子氏による現代語訳で味わう『枕草子』百十七段。
「絵のほうが実物よりすぐれているものは、松の木、秋の野、山里、山路」
現代語訳では「鶴」や「鹿」が無視されている。時々起こるカットの理由は、不明。当世風に言えば、絵を写真や動画に置き換えた方が適切かもしれない。登山客の多い山も加えるべきだろう。近づけば、富士山もさほど美しくはない。乗り物の写真集も同類。遠くからだと気づかないものの、特急列車も運転席を間近にすると、虫の死骸がこびり付いていて見よいものではない。食品サンプルも然り。広告の方がボリュームたっぷりで立派に見えるのは、ビッグマックに限らない。アーティストも多くの場合、ライブよりCDやDVDの方が素晴らしい出来になっている気がする。
いっときの
「のり」が生むかも
市がない世
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『山羊演じ酔うの(ヤギエンジヨウノ)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:大和葛城山で修行。