まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

シャーロックVS.マイクロフト

“The billiard-marker and the other?”
「ビリヤード好きとその連れかい?」
“Precisely. What do you make of the other?”
「その通り。連れをどう思う?」
The two men had stopped opposite the window. Some chalk marks over the waistcoat pocket were the only signs of billiards which I could see in one of them. The other was a very small,dark fellow,with his hat pushed back and several packages under his arm.
二人連れは窓とは反対側に立ち止まっていた。ビリヤードの痕跡で私に分かるのは、男が着ているベストのポケットにチョークの粉がついていることだけである。連れの方はとても背が低く日焼けした男で、帽子を後ろ向きに被り、包装された包みをいくつか小脇に抱えている。
“An old soldier,I perceive,”said Sherlock.
「老兵だな、見るところ」シャーロックが言った。
“And very recently discharged,”remarked the brother.
「つい最近除隊したばかりだ」兄が所見を述べた。
“Served in India,I see.”
「インドに従軍していたのが分かる」
“And a non-commissioned officer.”
「しかも下士官だ」
“Royal Artillery,I fancy,”said Sherlock.
「砲兵隊のような気がする」シャーロックが言った。
“And a widower.”
「男やもめだな」
“But with a child.”
「子どもが1人いる」
“Children,my dear boy,children.”
「おいおい、子どもは複数だよ」
“Come,”said I,laughing,“this is a little too much.”
「ねぇ」笑いながら私は言った。「ちょっと理解しきれないよ」
著者のコナン・ドイルは、エディンバラ大学出身の医師。医院を開業したものの、一向に流行らない。が、副業で始めた小説がヒット。小説家に転身する。シャーロックのモデルとされるのは、恩師で外科医のベル。観察力が鋭く、患者の病名だけでなく種々の事柄を言い当てたという。患者を診る時間が短く、パソコンとにらめっこばかりの医師は要反省だろう。


   破格値の
   おどるチラシが
   五、六枚


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『笑いました(ワライマシタ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:責任を持って処理せずに、次々と送り回す。