まちゃつの徒然日記

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小の月(2)

「西向く士(さむらい)」で済んでしまう日本語と比べると、英語での覚え方はまだるっこい。米国の小学生が少々気の毒になる。簡潔な表現が出来上がる背景には、日本語の持つ数え方の多様性が背景にある。「いち、に、さん…」の外に「ひとつ、ふたつ、みっつ…」も使用される。更に短くした「ひ、ふ、み…」も存在。“one,two,three...”を知らない小学生を見つけるのもかなり難しい。英語の数字も加わることになる。同音異義語が多い日本語の特性も寄与。語呂合わせが作りやすい。それとは気付かぬほどこなれてしまった外来語とも無縁ではない。2月の「ニ」と9月の「ク」は、呉音。4月の「シ」は、漢音。仏教の影響だろう。6月の「む(つ)」だけが和語である。おまけに「士」を「十一」に見立てるとんちまで利かせているから、見事という外はない。小の月を簡単に覚えられるのは、外国語を採り入れる能力に長けた先人のお陰もあるだろうねェ。


   鼻くそを
   ほじっておいて
   被曝言い


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『噂より理知(ウワサヨリリチ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:土佐名物。