まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

近くて遠きもの(2)

「鞍馬の九折といふ道」
杉本苑子氏による現代語訳で『枕草子』百七十段を紹介する2回目。「鞍馬山の九十九折(つづらおり)の道もじれったい。目の前に頂上が見えていながら、幾曲がりもしなければならない。その遠いこと!」
鞍馬寺に実際に出かけてみる。出町柳から叡山電鉄鞍馬線に乗車。30分で標高230メートルの鞍馬駅に到着。山門は目と鼻の先で、徒歩1分。ここからが話題の「九折といふ道」。本堂までの標高差は170メートル。男性でも最低30分はかかる。ケーブルカー(100円)に乗らない場合の話。少納言の時代には牛車に揺られた後だから、今以上に大変だったはず。階段は整備されておらず、未舗装の急斜面が続く。「♪行きはよいよい帰りは怖い」は、正にこの坂にぴったり。上りよりも下りが大変。滑って転ばぬように必死に堪えながら歩まねばならない。おまけに「スズメバチに注意」の掲示。坊主だけに、殺生はしないということだろう。檀家以外に観光客も来るんやから、駆除しなはれやッ!


   死体処理
   待てよ〇〇〇と
   いう手あり


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『死、言い聞かせ(シイイキカセ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:生き返らせる。