まちゃつの徒然日記

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『華麗なる罠』(2)

“Uneasy Lies the Crown”は、どうやら名詞句ではなさそうだ。英文の要は動詞である。可能性を持つのは“lies”のみ。形容詞単独じゃ主語になれないから、多少変でも主語は“the Crown”ということになる。英語タイトルが“The Crown Lies Uneasy”の倒置表現だと判明すれば、「クラウンは不安定なまま」が得られる。車の話題とは関係ないから、「王冠」ではなく「歯冠」ということ。実際、犯人は、ジギタリスを一定時間後に溶け出す薬剤でコーティングして歯冠に仕込んでいる。倒置C+V+Sは、Sが代名詞の場合にはC+S+Vの語順となる点にも注意が必要。“Uneasy It Lies”てな具合。60年代後半の人気テレビドラマ“Twelve O'Clock High”『頭上の敵機』でギャラガー大佐役を演じていたPaul Burkeも、義父役が似合う年齢。女性キラーだったかつての面影はほとんどない。「歳月人を待たず」を実感。邦題の『華麗なる罠』は、歯科医の腕と同様にイマイチ。直訳で『緩んだ歯冠』くらいにすればよかったのにねェ…。
Happy birthday,SHさん。


   お笑いの百万票が戴くは
   セクハラ知事に不倫の市長


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『イモリに泣く泣く二度もらす(イモリニナクナクニドモラス)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:害も益もない。