ジーニアス英和大辞典に当たると“to give a false alarm”「虚報を伝える」とある。日本語訳は、意味が弱すぎないか。alarmの語源は14世紀のイタリアに遡るという。意味は「全員、武器を取れ」。物騒なニュアンスを持つ語である。気象庁が注意報や警報を整理統合し、新しく3区分に新編成した。その最上位の「特別警報」を思い浮かべたとしても、「警報」慣れした日本人には“alarm”の怖さはまだ伝わらないかも。米国人の親が子どもに言い聞かせる“Never cry wolf.”「オオカミ少年になっちゃダメ」。強めに「非常時だと叫んで、人を欺いてはいけない」くらいに理解すべきかもしれない。ただし、ロングマン英英辞典の説明は“to keep asking for help that you do not really need,with the result that when you do need help people do not believe you.”「本当は必要のない助けを求め続けた結果、助けが本当に必要な場合に人々に信じて貰えなくなること」と軽めである。因みに英語の“wolf child”は、「オオカミに育てられた野生児」。決して「オオカミ少年」という意味ではない。
チンパンの
世迷い言かな
潘疑問
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『昔がナイス(ムカシガナイス)』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:何となく気にくわない。