「Yシャツ」と書かれたりするが、“white shirt”の訛りらしい。某教委勤務のIKさんがSt. Andrew's Schoolに通っていた頃、オーダーメイドのワイシャツを着ている教師がいたという。しかもシルク。円高で安いC国製が一般化している現代とは訳が違う。当時は１ドルが２００円台。大卒初任給は１０万円ちょっと。中年サラリーマンが３着もオーダーすれば、月給は確実に費える代物である。職員室での絹鳴りは羨望の的だったか。オーダーシャツだと値が張る。が、体に合っているからノンストレス。既製服では当たり前の、襟周りがぴったりだと袖丈が不足、袖丈に余裕があると胸回りが窮屈なんてことは起こらない。生地の品質が異なるのであろう。まちゃつの経験だと、洗濯後の縮み具合も少ないように思われる。でも、手元が不如意だと、後悔するぞと分かっていながら足は自然に大手量販店に向く。余裕を見て大きめを購入するが、洗濯する毎に見事に縮む。生地は傷まなくとも、ちんちくりんで着られなくなる。A山製で何度も経験。それにしても、素材が綿ではなくシルクとは！ 後で知ったことだが、シルクだと黄ばみやすい上に虫食いも心配。着用後、すぐにドライクリーニングする必要もあるらしい。夏は涼しく冬は暖かく過ごせると言われてもねぇ。３０数年前の坊ちゃん教師は、安くなったシルクに今でもご執心か。それとも、舶来の綿ツイル織りン万円フルオーダー派に改宗したか、知りたいものである。
それでは、本日のシャッフルクイズ。
『ツラ、流れていけ（ツラナガレテイケ）』
今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント：施す手段・方法がない。
