まちゃつの徒然日記

まちゃつのブログです。はてなダイアリーから引っ越してきました。

「首」は“neck”?

英語を習い始めの頃は誰でも、“face”は「顔」で“neck”は「首」という具合に対応する単語を覚える。順調に学習が進めば、単語を英語に改めただけでは通じない場合があることを知る。日本語との間に、考え方やものの見方の違いが存することに気付くからである。語学力が向上した証拠。例えば、ジーニアス英和辞典で“neck”を調べると、「日本語の『首』は英語の“head”に相当することも多い」とある。なるほど、おっしゃる通り。「首をすくめる」は“duck one's head”。「首をうなだれる」は“bow one's head”。「首をかしげる」は“incline one's head”。「首をたてにふる」は“nod one's head”。『首』以外に『顔』が“head”に相当することもあるよ。「窓から顔を出す」は“stick one's head out of the window”。「顔をそむける」は“turn one's head away”。もっとも、似た発想をすることもある。食事後に飯粒が顔に付いたままだと、恥ずかしい。「お弁当提げてどこ行くの?」と言われたりする。イギリスでも同様だと見えて、慣用句に“have egg on one's face”「赤面する」「顔から火が出る」がある。口元に卵の黄身を付けたまま席を立とうとした場面で作られた表現かもしれないね。「顔から火が出る」は“face”を使用せずに、“blush bright red with embarrassment”や“be extremely embarrassed”のように“embarrass”を使った方が簡単だろう。大学入試に出たら、どうしよう? 杞憂か。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『家財、枕(カザイマクラ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:御家人集合。