まちゃつの徒然日記

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芭蕉忌

あらたふと
青葉若葉の
日の光
ああ、なんと尊く感じられる風光よ。生気あふれる青葉・若葉に降り注ぐ日の光は(さすがに家康公をまつる東照宮の神域であり、弘法大師ゆかりの地であることよ)。芭蕉が日光でこの句を詠むのは、1689(元禄2)年のこと。「あら」は感動詞、「たふと」は形容詞「尊(たふと)し」の語幹。例えは悪いが、若者ことば「うわっ、寒ーっ!」「辛ーっ!」と同じ構造である。「あら」といえば忠臣蔵で知られる、大石良雄(おおいし・よしたか)の辞世〈1703(元禄16)年2/4切腹〉を思い出す。
あら楽や思ひははるる身は捨つる
浮き世の月にかかる雲なし
芭蕉は1694年に亡くなるから、忠臣蔵など知る由もない。が、ひょっとすると、内蔵助の方は「あらたふと…」の句に接したことがあったのかもしれない。明日(陰暦10/12)は、時雨忌(芭蕉の命日)である。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『コイさん、紛失(コイサンフンシツ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:力の限り努力する。