まちゃつの徒然日記

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早矢仕有的

「君たち、hashed beef rice(ハヤシライス)を食べたことがあるだろう。“hash”は日本語の「ハヤシ」に由来している。日本人が作った料理なんだが、当時の日本ではあまり人気が高いとは言えなかった。その料理がアメリカに渡って好評を博し、日本に再上陸した訳だよ」ペーダ先生の説に従うと、丸善の創業者、早矢仕有的(はやしゆうてき)がハヤシライスの発明者ということになる。1837(天保8)年9/8〜1901(明治34)年2/18。丸善のHPに依れば、資本金58億2100万円、売上高958億5400万円(2009年)、従業員数813名に成長。大日本印刷の子会社である。有的は美濃笹賀村の医師、山田柳長の子として誕生。幼い頃に父を亡くし、名主で医師の早矢仕才兵衛の養子となる。大垣と名古屋に出て医学を学び郷里で開業。日米修好通商条約が締結された1858年、21歳で江戸に出て坪井信道(蘭方医)に学ぶ。郷里を出る際には、庄屋の高折善六から餞別として金10両と和歌を贈られたという。1867(慶応3)年、英語を学ぶため福沢諭吉の私塾に入る。諭吉は1935年の生まれだから、2才しか違わない。1868(明治元)年、横浜で勤務医をする傍ら丸屋書店を開業。洋書、薬品、医療器の輸入を始めたのが丸善の始まりらしい。話は料理に戻る。有的の姓は「林」ではなく「早矢仕」。そこに「ハヤシ」が広まった秘訣があったのかもしれない。


それでは、本日のシャッフルクイズ。


『良い子が売りやし(ヨイコガウリヤシ)』


今度会ったら、答えを言ってね。
ヒント:JTB、近ツーなど。